視野が広がりまくった地中海クルーズ旅行記4日目~超巨大クルーズ船との邂逅編~
~前回までのあらすじ~
ミラノを堪能した私たちは、いよいよクルーズ船に乗るために寄港地のジェノバへ向かいます。
今回のクルーズは、7泊8日でジェノバ・メッシーナ(カプリ島)・マルタ島・ヴァルセロナ・マルセイユ・ジェノバを巡るコースでした。
私たちが乗ったのはMSCメラビリアという船で、今年の6月に進水式を終えたばかりの新品ピカピカのクルーズ船でした。
MSCクルーズは、クルーズ船のなかではカジュアル船に分類されるそうです。(上にはプレミアム船・ラグジュアリー船とかあるらしいです。)
へーカジュアル船ね。さてどんなもんじゃい・・・・
ん・・・?
お・・・?写真に収まりきらんな・・・
大きい。とにかく大きい。
- 全長:315m
- 乗客定員:5,714名
- 総トン数:167,600トン
こんな風にスペック書いても全然わからないですよね。
ちなみにタイタニックは46,328トンだったらしいです。だいたい4倍か・・・
自分の想像の範疇をはるかに超えるブツを目にして呆然としながら船内へ。
もう既に船とは思えない光景・・・
今回、お父さんはMSCクルーズの上位プランであるヨットクラブに申し込んでいました。
ヨットクラブ会員は一般会員が使えるエリアに加えて、専用のプール・ジム・レストラン・ラウンジが利用できます。飲食代は全てタダで、部屋のミニバーにあるお酒やお菓子もフリーでした。専用のバトラーもついて、24時間サポートしてくれました。乞食がこんなところにいていいのか一瞬迷いましたが、ミーハー心によりそんな不安は一瞬で打ち消されたのでした。
というわけでヨットクラブ会員専用の受付へ。
船・・・?
受付を済ませて部屋へ。15階でした。(船は19階建てです)
部屋の中はこんな感じ。
部屋はそこそこの広さでした。普通のビジネスホテルよりちょい広いかな?ぐらい。
乗船してすぐ、避難訓練が開始されました。
船内のシアターに集まって、スタッフさんがライフジャケットの着用方法を実演してくれてました。
ジェノバから乗船する人は少なかったのか(皆避難訓練をサボったのか)、シアター内はガラガラでした。
部屋に戻って一息。
テーブルにウェルカムシャンパンと果物が置かれてたので早速乾杯。うひょー( ^ω^ )
こんなフルーツの盛り方油絵でしか見たことねえよ・・・
油絵を描いていた高校時代の黒歴史を思い出しながらぼーっとしていると、いつのまにか船が出航していました(!)
冗談抜きで、船がでかすぎてほとんど揺れを感じないんですよね。出航の時ですら。
私以上に船酔いしやすいんですが、クルーズ船に乗ってる時は一切船酔いしませんでした。(ただ、乗船中は常に酒に酔っていたと思います)
シャンパン片手に海を見下ろす。私は一体誰なんだ
さよなら、ジェノバ・・・(全然滞在してないから思い入れゼロだけど)
船が出航してしばらくはカモメが船のまわりをじゃれるように飛んでいました。
船に乗ったのが16時頃で、この時点で17時半ぐらい。
夕食まで時間あったのでちょっと船内を探検してみました。
ここがメインの広場。なんかもうよくわかんね
広場のど真ん中にピアノが。毎晩ここで生演奏が行われてました。ていうか至る所でゲリラ的に生演奏が行われてました。
メインの広場にある階段には、スワロフスキーがぎっしり敷き詰められていました。
え、スワロフスキーって階段に埋め込むやつだっけ・・・?
そろそろ情報量が多すぎて処理できなくなってきて思考回路はショート寸前です。
くそ、毎日16時間ぐらいネットの海にダイブして情報処理能力を鍛えているというのに・・・!!
その他も、
こんな感じの近未来的なバーとか
なんか・・・おしゃれなバーとか
おしゃれなチョコレートショップとか
ギンギラギンにさりげ・・・なくないエリアとか
TVスタジオ兼バー(?)とか
色々ありましたがこんなのはまだまだ序の口。氷山の一角です。(豪華客船だけにな!)
探検したあと一息ついて、夕食に繰り出しました。
メニューはこんな感じ。(裏面にパスタメニューとかありました)
日本語のメニュー用意してくれる気遣いが嬉しい。
ファーストクラスの時と同じく、記載されてるメニューならどれでも好きなだけ食べていいスタイルでした。
え、好きなだけ食べられるの?マジ?( ^ω^ )じゃあ遠慮なく・・・(デジャビュ)
前菜にお寿司があったので注文してみました。久しぶりのお米!!!
お寿司の下にキュウリが敷いてあったりツマが大根サラダ風だったり色々独創的でしたが、そこそこ美味しかったです。
メニューでゴリ押しされてたゴジベリーがのったチキンソテー。普通に美味しかった。
ジェノベーゼソースのラザニア。
このラザニアはまっっっじで美味しかった・・・!!!人生で食べたラザニアの中でぶっちぎりで美味しかったです。パスタの茹で加減は最高、ソースの味付け最高、具材もなに入ってるかよくわかんなかったけどとりあえず最高!!(何も伝わらない)
今までラザニアってそこまで興味なかったんですが、概念覆されるレベルの衝撃的な美味しさでした。
そしてメインのヒレステーキ。(え?肉二つ目じゃないかって?・・・はて?)
この日だけなぜかステーキの焼き加減を聞かれず、ウェルダンよりのミディアム的な焼き加減でサーブされました。
焼き加減はあまり好みではなかった・・・けどお肉自体はとてもおいしかったです。
やっぱヒレが一番好きかも。ワインが進む進む。
クルーズ船に乗って最初の夕食を食べまくって満足した私たちは、飲み足りないということでラウンジに向かいました。
ヨットクラブ専用のラウンジ。20時頃行ったからまだ誰もいなかった。
カウンターの様子。ビカビカ・・・
雰囲気は落ち着いてましたが、ロシア人の気さくな女性スタッフがいつも明るい笑顔を振りまいてくれていて、変に肩肘張らなくて良いような雰囲気を作ってくれていました。素晴らしいですね。
ここでもフリーフローということで遠慮なくお酒を飲みまくり(ワイン5,6杯は飲んだと思います)、部屋に戻って23時ごろには就寝してました。
次の日からいよいよ本格的に、クルーズ船の旅が始まります。
次回に続く・・・