ONIGAWARA-チョコレイトをちょうだい
Apple Music を徘徊していると「聴き逃してない?2016年上半期:邦楽編」というプレイリストを発見したので試しに聴いてみました。
知ってるアーティスト一人もいなくて自分の無知さに愕然としたのですが、どれも良い曲ばかりでいつの間にか興奮してました。さすがAppleさん!
本当に捨て曲なしの素晴らしいプレイリストだったのですが、ポップス好きな私に一番刺さったのは彼らでした。
・長めゆるふわパーマに黒縁メガネ、長身細身
・スキンヘッドのぽっちゃり体系でなぜかハーパン
というおしゃれポップユニットを地でいくような風貌をしている彼らの繰り出すサウンドは、まさしくおしゃれポップそのものでした・・・!!
特にこの「チョコレイトをちょうだい」はポップなのにファンキーな要素がふんだんに盛り込まれていて、90年代中盤のSMAPの楽曲(「はだかの王様」や「KANSHAして」
あたり)を強烈に想起させます。
SMAPぽさで言うとこちら↓の楽曲も負けてません。
全体的にかなりテクニカルですが特にギターソロのバックのドラムがかっこいい。
ONIGAWARAさんのMVのコメントを見てると「ジャニーズぽい」という意見が結構あったのですが、厳密にいうと「SMAPに代表されるようなファンキーとポップの融合」が再現されているということなんじゃないかなと思います。
(ちょっと前の嵐はその系譜を受け継いでた気がします)
90年代中盤のSMAPのバックバンドには、ブレッカー・ブラザーズやスティーブ・ガッド、ヴィニー・カリウタなどジャズ・フュージョン界隈のレジェンドが集結しているというのは有名な話ですよね。
当時のSMAPはめちゃキャッチーでポップなサウンドに変態的なフュージョンサウンドがぶっこまれててそれはそれは衝撃だったと思います。(私はぎりリアルタイムではない)
そんな当時のポップとファンキーが同居する音を見事に再現してくれているONIGAWARAさん。
2013年に活動開始、2015年9月に全国デビューしたばかりということなんですが、一体何者なんだろうなあ、新人にしてはあまりにもこなれすぎてるなあと思ったら・・・
このお二人、元竹内電機のメンバーだったんですね!!
ギター弾いてる長髪が斉藤伸也さんで、ONIGAWARAのスキンヘッドの方。
もう一人のギター(緑のTシャツ着てる人)が竹内サティフォさんでONIGAWARAのゆるふわパーマの方。
(斉藤さん変わりすぎっ)
竹内電機は正統派ポップバンドというイメージでしたが、ONIGAWARAみたいなファンキーな路線もいけるんですね!どっちも良いけど個人的にはONIGAWARAのほうが好きかなあ。
SMAPなき今、ファンキーとポップを融合した楽曲を鮮やかに蘇らせてくれたONIGWARAからはしばらく目が離せませんね!
とりあえず1回はLIVE行っときたい。
Ghost Loft - So High
AppleMusicが始まって以来、完全にどっぷり浸ってしまっています。
当初は洋楽中心だったものの、最近は邦楽も増えてきて嬉しい。
定額制で聴き放題なので、自分じゃ買わないけど微妙に興味あるアーティストとか、おさえておきたいなーっていう大御所の楽曲をがしがしマイミュージックに追加してます。
新譜も割りと入ってるのも素晴らしいです。Shazamと連携してるので
ラジオで流れてきた新譜をShazamで確認→Shazam内の「AppleMusicで聴く」からAppleMusicへ飛ぶ→該当曲を追加
っていう流れが結構多いです。
あとはプレイリストのセンスの良さにもやられてます。
「はじめてのトレイ・ソングス」とか「はじめてのジェイソン・ムラーズ」とか、「はじめての」シリーズは馴染みのないアーティストを知るきっかけとしてはちょうど良いです。
逆に、「はじめての浜崎あゆみ」とか「はじめてのグリーンデイ」とか、自分がよく知ってるアーティストはどんな曲が選ばれてるのか確認するのも楽しい。
シチュエーションごとに選別されたプレイリストも最高です。
「真夜中のオルタナティブ」とか「通勤・通学:J-POP 1990年代」とか。
プレイリストのタイトルキャッチー過ぎる。
「ベストオブトリップホップ」とか、そんなメジャーじゃないでしょっていうジャンルで区切ったプレイリスト作ってくれてるのも、ハンパな音楽にわかにはたまりません。
レコメンドの精度も高いのでひょいひょい釣られてます。
そんな感じでAppleMusicを聴いてると、存在すら知らなかった良曲に出会うことが結構あるんですよね。
最近AppleMusic内で出会った曲のなかで1番グッときたのが「Ghost Loft - So High」です。
PVも素敵や…
Ghost LoftはDanny Choiって言う方のソロプロジェクトらしいです。
ジャンルはよくわかりませんがチル系に分類されるんでしょうか?
この曲は2013年に発売されてて、SoundCloudで290万回再生されたらしいです。
(参考:Ghost Loftの最新EP『Chocolate Haze』がリリース » UNCANNY)
ちょっと調べてみたんですが全然情報が出てこず…(英語サイトはたくさん出てきましたが、読めない)と思ったら、昨年ワイルド・スピード スカイミッションの主題歌「See You Again ft. Charlie Puth」で一世を風靡したあのWiz Khalifa先輩がSo Highをカバー?フューチャリング?してました。
正直物凄い微妙…てかダサい…
See You Againは結構好きだけどな…
とこんな感じで意外な繋がりも発見できたりして、AppleMusicはしばらくやめられないなと思いました。
2016年の目標
年が開けて1発目のエントリーは1年の目標を掲げるのが恒例だったんですが、なぜか今年は衝動に駆られてglobeトリビュートアルバムのレビューを書いてしまいました。
2月にもなって1年の目標公開するとか冬眠してたのかよ…って感じですが、去年の1発めのエントリが2月22日だったので今年は早いほうかなって開き直ってます。
今年の目標を掲げる前に昨年の目標を振り返ります。
昨年の目標は「自分に正直になる」でした。
このブログに記載す目標は大体定量的なものが多かったんですが、昨年は色々あってはじめて定性的な目標を掲げたのでした。
で、去年を振り返ってみたところ、十分正直になれた1年だったなと思いました。
自分がやりたいことはなんなのかを明らかにしたいと思って掲げた目標でしたが、正直になるために余計な雑念を取り払った結果、やりたいことが見えて、やりたいことだけやれた1年だった気がします。
昨年のエントリにも書いてましたが、やっぱり私は「自分が良いと思った情報を伝える」ことが1番楽しいし、1番やりたいことなんだなと昨年実感しました。
もちろんサラリーマンなので気の進まない仕事もやらなければいけない時もあります。でも、それが原因で大きな負担になるとか、ストレスフルになることもなかったので気にならなかったです。
ただ、やりたいことはできていたものの、レベル自体はめちゃくちゃ低いです。
伝えたい情報を最適な形で届けられてるとかといえばそうではない。届いて欲しい人達に届いているかといえばそうでもない。これじゃただの自己満足にしかならない。
なので今年は再び自分のスキルを磨くことに注力したいと思います。
磨くスキルは「ライティング能力」「編集力」「発信力」の3つに絞ります。
ライティング能力と編集力って、相互作用する力だと思うので同時並行すれば良い相乗効果が生まれるんではないかと思います。この2つはとにかく量をこなして質を追求します。
発信力についてはスキルじゃない気もしますが…。
今年から副編集長というポジションについたので、これから必要になるかなと思ってます。
このブログのPVも伸ばさないと…
定量的な目標も設定してるので、ブログに載せておきたいものを抜粋して記載しておきます。
・ブログは最低月2本更新(さっそく未達成…)
・ブログの月間PVを年末までに100,000に(現状20,000前後をウロウロ)
・Twitterのフォロワー数10,000
・小説を月1冊読む
・ビジネス系書籍を月2冊読む
さっそく雲行きが怪しい感じがしますが、来年の年始めには清々しい気持ちで1年を振り返られるようにがんばります…。
このブログに関しては、去年3代目JSBのメンバー紹介シリーズが中途半端に終わってるのでとりあえずそちらを完結させたいと思います。
(好きなメンバー2トップの小林直己さんとNAOTOさんについて書いて満足しちゃったんでしょうね)
3代目関連の記事はPV的にもかなり貢献してくれてるので、その意味でもしっかり書き込んでSEOを強化しておきたいですねw
というわけで今年も1年宜しくお願いします。
『# globe20th -SPECIAL COVER BEST-』を聴いてみた感想
2015年12月に発売され、あらゆるところで流れまくってるglobeのトリビュートアルバム『# globe20th -SPECIAL COVER BEST-』。
参加アーティストはHYDEさん、浜崎さん、TRF、倖田來未などglobeを聴いて育った世代が好きそうなアーティストをしっかり揃えつつ、梅田彩佳やAAAなどの若手もラインナップされてます。
01.DEPARTURES / HYDE
02.FACES PLACES / 木村カエラ
03.Joy to the love / AAA
04.Many Classic Moments / 浜崎あゆみ
05.Precious Memories / 坂本美雨
06.FACE / GReeeeN
07.Can't Stop Fallin' in Love / 當山みれい
08.FREEDOM / Da-iCE
09.Wanderin' Destiny / 倖田來未
10.Love again / 超特急
11.Anytime smokin' cigarette / hitomi
12.SWEET PAIN / lol -エルオーエル-
13.wanna Be A Dreammaker / TRF15.Feel Like dance (Piano Solo) / 小室哲哉
いやあ豪華です。globeの求心力の高さがなせるわざですね。
globe好きならとりあえず避けては通れないですよね。AppleMusicで落としてじっくり聴いてみたので、簡単に感想を書いてみたいと思います。
(「簡単に」と書きましたが結構長くなりました。6000字ぐらいあります。)
ちなみに、木村カエラの「FACES PLACES」とDa-iCEの「FREEDOM」はアルバム購入しないと聴けないらしく、AppleMusic、iTunes、AmazonのMP3全て落とせませんでした。
楽曲的には引きがあるとは思うものの、なぜ敢えてこの2アーティストをアルバム限定にしたのか疑問が残ります。アルバム買わせたいんだったら浜崎さんとか選んだ方が良かったんじゃないか…。
私はこれだけのためにアルバムを買おうとは思いませんでした。サンプル聴けるし、サンプル聴いただけで良いかなと思ったし…
なので、今回は木村カエラとDa-iCE版を抜いた13曲の感想です。
01.DEPARTURES / HYDE
HYDE / 「DEPARTURES(#globe20th -SPECIAL COVER BEST-)」
(個人的に気に入った曲だけサンプルを貼り付けていきます。全曲貼ると重くなっちゃうので)
HYDEさんが!!DEPARTURESを!!HYDEさんが!!
最高です。もう何も言うことないです。HYDEさんの持ち曲のように完璧にハマっています。てかHYDEさんが女性ものの歌を歌うとめちゃくちゃセクシーですね!いつにも増して色気がハンパないです。
強いて言えば、HYDEさんの艶やかな声を引き立てるためにもうちょっとストリングス入れて音厚めにしてゴージャスなアレンジにしたらよかったかなと思うぐらい。
globeの最大のヒット曲であり、最も思い入れがあるであろうこの曲は、小室さん直々にHYDEさんに歌ってほしいと依頼したそうです。ピアノとしても参加してます。
全然畑違いに見えたラルクと小室さんがこんなかたちで共演するなんて…(泣)
03.Joy to the love / AAA
AAAのカバー。原曲と大きく変わったと思える点はほぼないですね。割りと忠実です。
原曲とほぼ変わらない=ボーカルの歌唱力の差が浮き彫りになっちゃうんですが、声の伸びや力強さ、インパクトはKEIKOの方がはるかに上なわけで正直劣化版と思ってしまいます…
ラップ部分は歌詞変えたんですがなんで変えたんだろ?必要性がわかりませんでした。
AAA云々じゃなく単純にアレンジが微妙だと思ってしまいました。
04.Many Classic Moments / 浜崎あゆみ
最近EDMづいてる浜崎さん(と勝手に思っている)。
去年、宇多田さんのトリビュートアルバム内で「 Movin' on without you」を大胆にEDMにアレンジして話題になってました。
浜崎あゆみ / Movin' on without you(4/8 Release DVD/BD「COUNTDOWN LIVE 2014-2015 A Cirque de Minuit」)
今回も、globeの中でもEDM色の強いこの曲を担当。浜崎さんが選んでるのかどうかは知りませんが最近の流れだとこの曲が合ってるのではないかと思います。
アレンジはほぼ原曲通りですが結構ゴリゴリしてる部分が増えて、良くも悪くも今どきのクラブ曲みたいに仕上がってます。(間奏なんかもろチャラいクラブでかかってそう)
原曲の、時代にとらわれない普遍性は削ぎ落とされてしまったような…
まあでも気分あげたい時にはアリだと思います。
05.Precious Memories / 坂本美雨
教授の娘さんである歌手坂本美雨が、globeのファーストアルバムであり、最強のアルバムである「globe」に収録されている名バラード「Precious Memories 」を担当しました。
正直坂本美雨は興味ないのでなんとも言えないですね…あんま声と曲が合ってないような…
なんだろこのマッチしてない感、こう、嵐の曲を聖歌隊風に歌ってしまっているような…
もちろん↑ほどおかしくはないんですが個人的にはあんまりでした。
凄く癒される声質だと思うので、もっとしっとりしたアレンジなら良かったんじゃないかなあと思います。
06.FACE / GReeeeN
GReeeeN / 「FACE (#globe20th -SPECIAL COVER BEST-)」
これは酷すぎたので載せときます。
(GReeeeNのペラペラな歌詞や曲が昔から大嫌いだったので、嫌いフィルターが多大にかかった感想となります。)
参加アーティスト一覧観て、「GReeeeN」の名前見つけた瞬間にとんでもない不安を覚えました。
恐る恐る曲名を見てみると…
「FACE」…!!!!!!!!!!
どうなんだ、個人的に大好きで思い入れのあるFACEはどんな風に仕上がっているんだ、いやこのラインナップの中でなら意外と良いアレンジになってるかも…
と淡い期待を抱いた私がバカでした。
もう…ひどい…
まずイントロ。んん…声が重ねられてるな?KEIKOの声に被せてるな?本当にただかぶせただけでカラオケのガイドボーカルのようです。
しかもイントロの見せ場である美しいピアノソロを中途半端に簡略化しやがった。それはアレンジではなくて手抜きです!!!!!!
そこから微妙に音を外した耳障りな高音スキャットを乗り越えてAメロが始まると…
あれ?…KEIKOしか歌ってない…ああ途中からGReeeeNのボーカル入ってきた…ていうかなに、ガイドボーカルないと歌えないの?
サビなんかKEIKOの声メインになってるし…
ラップも酷いよ。下手くそすぎるよ。下手なくせに変にアレンジしてんじゃねえよ。リズム感って知ってますか?
最近うちの会社に入社してきたエンジニア兼ラッパーの人の方が数億倍上手いよ。なんならそのラッパーに触発されて最近ラップ始めたエンジニアの方が上手いよ。
後半はようやくGReeeeNのボーカルが表に出てきてますがガイドボーカル付きには変わりなく…
劣化とか、原曲レイプとかそれどころじゃない仕上がりになっておりました。
極めつけは、公式サイトに寄せられていたコメント。
公式サイトには今回参加したアーティスト全員のコメントが記載されているのですが、皆さん結構思い入れがあるようでしっかりしたそれなりの長さのコメントを残しています。
例えば、並々ならぬ怨念を感じるカバーを披露してくれた倖田來未(後述)。
HYDEさんは短いですが思いが伝わってくるようです。
(贔屓目かもですが楽曲の仕上がりがすばらしいので良いです。)
そしてGReeeeNはというと…
…(゚Д゚)ハァ?…
これ以上ないくらい月並みでテンプレ感満載のコメント…
もうちょっと考えろよ…むしろなんでこれでOK出たんだよ…
このコメント見た瞬間、彼らには全然思い入れが無いことがわかってむしろ安心しました。
思い入れが無いからこそあんな仕上がりになったんですのね。
07.Can't Stop Fallin' in Love / 當山みれい
當山みれいって全く知らなかったんですが、98年生まれの現役女子高生ダンサーソングライターらしいです。
98年生まれということは…Can't Stop Fallin' in Love がリリースされて爆発的に売れてた時代には生まれてない…!!
時代の流れが早すぎて恐ろしいです。
とても17歳の女子高生とは思えない歌唱力を持ってるし、声にも艶があります。
でも…やっぱKEIKOには敵わない。
割りと原曲どおりだったのでそう思いましたが、今回の場合はダンスチューンに仕上げてもよかったんじゃないかな?と思いました。
彼女のシングルとかを聴いてるとEDM系の曲と相性良さそうな感じがしたので、原曲通り、しっとりめに歌い上げるよりかはもっとアップテンポにして 當山みれい色に染めてしまったらいいのになーと思いました。
09.Wanderin' Destiny / 倖田來未
倖田來未 / 「Wanderin’ Destiny (#globe20th -SPECIAL COVER BEST-)」
え…倖田來未がWanderin' Destinyか~なんか変にアレンジされてないといいな~と思ってたんですが、これは良い意味で大きく裏切られました。
まず1つ、パフォーマンスのインパクトが強すぎて忘れがちですが、倖田來未って歌唱力が抜群なんですよね。
その歌唱力に加え、恋愛体質なのかなんなのか、しっとり系の恋愛バラードでは恐ろしいほどの怨念を発揮していた彼女がWanderin' Destiny (結構ストーカーちっくな歌詞です。実際、ストーカーを題材にしたドラマの主題歌だったと思います。)を歌うとどうなるでしょう。実際聴いてみることをオススメします。
そんな彼女の怨念をサポートするようにアレンジもかんなり重厚で壮大です。重々しいです。今回のアルバムの中で1番暗いアレンジなんではないでしょうか。
先ほど紹介したコメントにも書かれてましたが、倖田來未自らこの曲をチョイスしたらしいです。確かに倖田來未が歌うならこの曲なのかな…と思わざるを得ない仕上がりでした。
10.Love again / 超特急
超特急…?韓国のアイドルかな…?(超新星)
ぐらいにまったく知らなかったんですが、ももクロの後輩…?なんですかね…?
Love againは原曲の完成度がとても高いと思ってるのでそこからどうアレンジするのかなと思ったら、やはりちょっとエレクトロ色を強めた感じになってました。
うーん原曲の方が浮遊感とワクワク感があって好きかな…
11.Anytime smokin' cigarette / hitomi
hitomi / 「Anytime smokin’ cigarette (#globe20th -SPECIAL COVER BEST-)」
これは聴く前からハマると思ってました。
Anytime smokin' cigaretteはなんだろ、すれてて蓮っ葉だけど芯が強そう(でも弱い)な女性が描かれてると思うんですが、hitomi本人がそんな女性かどうかはどうでもよくて、彼女の歌声はそういう女性を描くのにぴったりな気がするんですよね。
原曲ほど緩急はなく、全体にサラッとした軽めのアレンジになってますがそれもすごくhitomiに合ってると思います。なんか、原曲が革ジャンに革パン、黒グラサンに赤リップつけたKEIKOがタバコ吸いながら歌ってる感じだとすると、hitomiはTシャツにデニムを着てラフに歌ってる感じです。
でもどっちもオープンカーには乗ってるイメージですね。
12.SWEET PAIN / lol -エルオーエル-
え、エルオーエルとは…?
調べてみたら2014年に結成されたavexの5人組のアーティストらしいです。
それぞれが何を担当してるのか公式サイト見てもよくわかんなかったんですが、ポストAAAみたいな感じなんでしょうか…?
曲はとてもavexらしい、ポップスとEDMをかけ合わせた仕上がりになってます。
ラップ部分がかなりアレンジされてましたが、今回のは結構カッコイイと思いました。
13.wanna Be A Dreammaker / TRF
TRF / 「wanna Be A Dreammaker(#globe20th -SPECIAL COVER BEST-)」
お!TRFがwanna Be A Dreammakerをカバーするということは、さぞかしアゲアゲなダンスチューンが出てくるんだろうなあ(´∀`)ワクワク
と思いきや。倖田來未よりも良い方向で大きく裏切られました。
暗~いストリングスから始まり、スパっとYUKIさんのボーカルが入ってきます。
まるで別の曲のよう。
全編通して原曲には使われてないストリングスが目立ってますが、メロディがとても美しくて引き込まれます。
1回目のサビ後からギターリフが入って少しロック調に。
音が厚くなってダイナミックに変化していき、後半から終盤までの盛り上がりは圧巻の一言です。
とても壮大なミュージックをバックにYUKIさんが貫禄ある歌声を披露しています。
いや、カッコイイです。HYDEさんのDEPARTURESの次に好きです。
14.Sa Yo Na Ra / 梅田彩佳(NMB48)
歌い方がとても可愛いのでアイドル曲にしか聴こえません…これはこれでいいのかな…
Sa Yo Na Raはglobeの中でも比較的可愛い曲ですしね…
しかしTRFの後に来るのは可哀想かも…
15.Feel Like dance (Piano Solo) / 小室哲哉
最後は小室さんのしっとりピアノソロで締めです。
泣けてきます。
結論:概ね良かった
ザーッと書いてきましたが、個人的には、極上が2曲(HYDEさん、TRF)、良曲が2曲(倖田來未、hitomi)という感じです。
思わぬ良曲がザクザクあるし、(GReeeeN以外は)普通に楽しく聴けるし、良いアルバムなのではないかと思います。
SHINee - Married To The Music
SHINeeの先月出てた新曲がすごくかっこよかったので紹介します。
最近ちょっと離れてたんですがまたSHINee熱復活しそうです。
SHINee 샤이니_Married To The Music_Music Video ...
MVは完全にハロウィンを意識してます。80年代のアメリカのホラー映画ぽい雰囲気が出てて結構好きです。
Keyの首が吹っ飛んだりテミンの目玉が飛び出したりオニュの鼻がもがれたりジョンヒョンの唇が(文字通り)奪われたり、ノリノリで歌っていたミノは顔におもいっきり炎を浴びせられ…という結構ショッキングな映像を非常にポップに見せてくれてます。
曲自体はかなり洋楽っぽいですよね。90年代ぐらい?のちょっと懐かしい感じです。
K-POP全体が洋楽寄りになってきてますが、SHINeeは特にその傾向が強いように感じます。
K-POPって昔はゴリゴリのダンスミュージックをベースに、頭にこびりつくようなキャッチーなフレーズを何度も繰り返すっていう感じだったと思うんですが、(PSYとかはその極みだった)最近は洗練されてきてて嬉しいようなちょっと寂しいような…
ていうかSHINeeはそういういかにもK-POP的な曲は最初からあまりなかったかもしれませんね。もともと洋楽っぽかったのがより強化されてきたような。
強いていえば「RingDingDong」とかK-POPぽい…?
SHINee(샤이니) _ RingDingDong(링딩동) _ ...
翼がよくお似合いですミノさん
「Married To The Music」の話に戻ります。通常版のMVも面白いんですが、やっぱり彼らのダンスをじっくり堪能できるダンスバージョンの方が個人的には見応えあります。
SHINee 샤이니_Married To The Music_Performance ...
毎度のことながら服装・ヘアスタイル共にえらいぶっとんでますが、突っ込みいれるなんて野暮なことはもうしません。ジョンヒョンが変なちょんまげしてても、オニュがガソリンスタンドの店員さんみたいなのでも良いんです。
これは舞台衣装なんだから、ダサいとかオシャレとかそんな次元で語ることがナンセンスだと気付きました。
ただ、Keyはおしゃれに着こなしてるなあと思います。爆発ヘアに左右色の違うジャケット、白ラインの入ったスウェットぽいアンクル丈のパンツに白靴下というとんでもなく上級者向けの服装をしてますが、なんかおしゃれに見えます。
ていうかKeyってどんな格好しても大体オシャレに着こなしちゃう印象があるのですが、秘訣は姿勢の正しさなのかなと最近思います。
(そういえば、皆一応ジャケット+パンツってところは統一してるのになぜジョンヒョンだけこじらせた浪人生みたいな格好してるんでしょうか。SHINeeってなぜか1人だけ明らかに主旨の違う衣装着てることが多いですが敢えての戦略なんでしょうか…いやそんなことに突っ込むのはナンセンスだった)
最初は衣装が気になってしょうがないですが、開始30秒ぐらいで彼らのダンスに釘付けになるはずです。
SHINeeのダンス技術の向上は目を見張るものがあります。
特にテミン君。元々とても柔軟性が高かったのですが、よりしなやかな動きになってます。
テミン君の柔軟性(というかキレ具合)が顕著になってるのが1:07あたりから始まるKeyがメインボーカルのサビの部分です。
この部分。
1拍おきに足の向きを左右に切り変えるんですが、よーく見なくてもわかるぐらい、テミン君の足がよく動いてます。
他のメンバーは踵をほぼ固定してつま先の向きだけを変えているのに対し、テミン君はしっかり足を閉じてそこから瞬時に足を開いて向きを変えています。
しかも足をしっかり閉じているのにも関わらず、開き具合は1番という…
バックダンサーの動きを見てる分には、多分テミン君の動きが正しいのでしょう。
歌いながらバックダンサーと同じ動きしちゃうストイックさ、本当に素晴らしいと思います。
(ジョンヒョンも頑張ってるけどテミン君には及ばず)
テミン君が以前にも増して突出した感がありますが、勿論他のメンバーのダンス技術も向上してます。
この曲のダンスの難易度も相当高いと思われます。
SHINeeは「LUCIFER」パフォーマンスが評価されて一気にのし上がった感がありますが、「LUCIFER」とは比べ物にならないくらいよく動いてます。
SHINee(샤이니) _ LUCIFER (Only Dance Ver.) - YouTube
いやしかし…この時も相当キレッキレだし、皆の動き揃ってる感がハンパないですね…
「Married To The Music」はダンスの難易度が異常に高くて、これはライブで歌うことを放棄したのかな?と思ってしまうような節がところどころありました。
例えば、1:31あたりのオニュのソロのところ。
おもいっきりオニュがメインで歌ってるのに、バックダンサーに両手両足を支えられてグイーンとグラインドしてます。
こんな体勢で安定して歌えるのか…?と一抹の不安がよぎるレベルです。
と思ったのでライブ版検索してみました。
[HOT] SHINee - Married To The Music, 샤이니 - 메 ...
これは結構声にブレがあったりするので生歌っぽいんですが、オニュはグラインドしながら普通に歌ってます。
あの部分だけ音源に切り替えた可能性もありますが、もうそんな詮索してもしょうがないですね。純粋に、この曲を踊りながら歌ってるのすごいです。
SHINeeって一応アイドルグループですが、自分たちの価値はルックスだけでなく歌唱力、ダンス技術だということをしっかり理解しているから、その2つをひたすら鍛錬して磨き上げてますよね。その姿勢は本当に素晴らしいと思います。そして実際に短期間で劇的に技術が向上していくので見るたびに驚かされます。
SHINeeのそういうところが好きだったんだと、このMVを見て思い出したのでした。
遡って検索してたら、今年3月に出てた↓の曲もかっこよかったので貼っておきます。
SHINee Your Number DANCE VERSION(black) - YouTube
SHINeeの過去記事も良かったらどうぞ