PELLAS-Together
最近、PELLASというバンドがお気に入りです。
ボーカル、ギター、ベース、ドラムの4人組で(最近サンプラー担当の方が脱退してしまいました)、ごく一般的なバンド編成ではあるんですが、いわゆるバンドっぽい音は皆無。
chill。とにかくchillです。
楽器隊・ボーカルすべてが自分を主張しすぎず、調和を重んじている感があります。
GQのインタビューで、ボーカルのMATTONさんが「声も楽器だと思っています」と話していますが、その思想が反映された音作りがされています。
そんな思想から生み出される歌声にかなりグッときています。
ウィスパーボイスまでいかないけどちょっと吐息を感じるような歌声、かなりツボです。洗練されたサウンドにものすごくマッチしていて独特の色気が出てる感じ。Togetherのサビ部分のファルセットが特に色っぽい。
今年の2月に発表されたアルバム「Yours」のリード曲「Echo」では、繊細だけど力強さも感じる仕上がりになっていました。アルバムごとに進化してるアーティストっていいですよね。
ちなみに・・・
こんな感じのウィスパーボイスを聴くと「肺活量少なくてもできそうだから歌うの楽なんじゃない」って思う人がいるかもしれないんですが、実際は真逆です。
私自身小学3年生から大学卒業時までサックスをやっていたんですが、吹奏楽部時代は
小さい音を出すときほど「手を抜くな、腹筋を使え」と何度も何度も怒られました・・・。
ピアニッシモ(とても弱くという意味)な音を出すときは音が不安定になりやすいので、しっかり腹筋に力を入れて音程を保たなければいけないのです。
先日 PELLASのライブに行ったんですが、MATTONさんは一音一音ものすごく丁寧に歌ってました。
ロングトーンの最後の最後まで気を抜かずに歌い切るのってかなり難しいんですよね。
(ちゃんとできてる歌手って意外と少ない)
楽器隊の演奏技術も素晴らしかった。割と変拍子な曲が多いんですが抜群の安定感を保ってました。
D.A.Nもそうですが、バンド編成なのに全然それっぽくない音を出すバンドが増えてるような。流行りなんでしょうか。
「やりたいことがあるフリ」をやめた
一カ月半ほどフリーランスとして働いているなかで、今までの自分は「やりたいことがあるフリをしていたんだな」と気づきました。
フリーランスになる前の社会人時代は、「自分はこういうビジョンを実現したい。こういう理想を持っているんだ」と、何か強い想いを持ったフリをして働いていました。
ビジョンとか理想は絶対持たなければいけないと思い込んでいました。
ビジョンは絶対に持たなきゃいけないと思い込んでいた
私は、一度会社に所属して会社が目指すビジョンを深く知ると、なんて素晴らしいんだ、とても理想的な未来だと感じ、それがそのまま自分の理想になって盲目的に働く傾向にあります。
そういう働き方自体は悪くはないとは思うんですが、「それ本当に自分自身が実現したいと思う理想なの?(それサバンナでも同じこと言えんの?)」と聞かれたとき、果たして心の底から「はい」と言えるかどうか。
本気で実現したいなら手段を選ばず猪突猛進しているはず。それこそ自分で会社を起こしていてもおかしくないのに、なぜそうならないのか?
それは「別に本気で実現したいとは思ってなかったから」です。
確かに自分の仕事で世の中に大きなインパクトを与えることができたらとてつもないやりがいを得られるでしょうし、リターンも相当なものになるでしょう。
でも私はとても自己中心的な人間なので、まず自分が満たされて、自分が関わる人たちも幸せになればそれでいいと考えています。
ちっぽけな自分を認めたくなくてキョロ充化
私の周りには、本気で世の中を変えようとしている人たちがたくさんいました。その人たちは輝いているしかっこいい。本当に憧れています。
そっち側の人間に私もなりたい、なれるはずという思いが、自分の本性から目を背けさせていたんだなと最近になってようやく気付きました。
「ビジョンに共感したからこの会社にいます」「本気でこのビジョンをかなえたいと思っています」と言えることができれば、憧れの人たちに近づいているような気がしたし、自分の存在意義を感じることもできました。
自分にはビジョンがあると思い込んでいた時は「正直やりたいことなんてない」と言う友人知人に対してかわいそうだなとすら思っていましたが、心の奥底では
「自分の考えをありのまま言えてうらやましい」と感じていました。
結局のところ、私はビジョンを掲げる人の後ろについていくだけのキョロ充だったんです。
自分のちっぽけな思いを大事にしながら仕事すると本当に楽しい
そんなキョロ充呪縛(?)から解放された今、とても素直に仕事に向き合えています。
思ってもないような夢を掲げることもなく、盲目的になることもなく、今の自分にできることはなんだろうと考えながら粛々と働いています。
基本、私は「自分が良いと思う情報を、その情報を必要としているであろう人に届けたい」という思いがあります。
世間的に見ればだいぶちっぽけな思いだけど、そんな思いを軸に仕事できるのは本当に楽しい。
今のクライアントは、明確なビジョンを持って輝いている方ばかりです。
そこで下手に彼らの思考を真似しようとせずに「彼らがビジョン達成に近づくために自分は何ができるか、何がしたいか」を考えるようにしています。
Let It Go ~ありのままで~
私は昔から自分の本音と向き合うことが怖くて仕方なかったのですが、最近になって少しずつ克服しようとしています。
自分を偽らずに生きたいという思いが強くなっている気がします。
このままじゃダメなんだと風が心にささやいたのかもしれません。
もしかすると、本気でかなえたいビジョンがいきなり湧いてくる日が来るかもしれません。
もしそうなったときでも、自分を信じて光浴びながら歩きだしたいですね。
自堕落なクズ人間だけどフリーランスになってみました
3月末で前職を退職し、4月からフリーランスになりました。
ずっと「私みたいな自分を律することのできない自堕落クズ人間がフリーランスになれるはずがない」と思っていましたが、なんでそんなクズがフリーランスを選択したのか、これまでの経緯を振り返りながら書いてみようと思います。興味ある方はどうぞ。
振り返るとなんともわがままな職歴を歩んでいた
2013年に前々職のベーシックに営業として入社。ferretSEOの新規開拓営業をやってました。
2014年にferretがメディアにピボットするとなったタイミングで、思い切ってライターをやりたいと表明し、営業からライターに転身。そこからライターを続けて2016年に副編集長になりました。
本当に、Webマーケの全体像を学ぶ環境としては最高だったと思います。Webマーケだけでなく、そもそもの仕事のやり方もかなり教えてもらいました。
そのなかで、次第に「自分が趣味レベルで好きな領域で仕事してみたいなあ・・・」という気持ちが強くなり、以前からいち読者として熱心に読んでいたコスメメディア「FAVOR」の運営会社に連絡してみました。
話を聞いてみると、ちょうど記事編集とWeb集客ができる人間を探しているとのことで、それであれば貢献できるかもしれないと感じ、まずは副業としてWeb集客を手伝うことに。
SEO的な部分が全然できていないけど強化したいということだったので、ferretで学んだメソッドを応用して施策を進めてみたところ、わかりやすく成果が出てとても嬉しかった。基本に沿って地道にやれば成果は出るんだなと実感しました。
施策をやっていくなかで、集客だけでなく編集としてもがっつり携わることができたら超楽しいだろうなあと思いました。
副業を始めて半年ほど経ったとき、やっぱり好きなことにどっぷり浸かってみたいという気持ちがどんどん強くなっていることに気づき2017年11月に思い切って転職。
転職するにあたり一番のネックだった「コスメを扱うようなキラキラした業界に自分みたいな陰キャがなじめるわけがない」という気持ちを振り切っての転職でした。
いざ飛び込んでみると、予想以上に居心地の良い環境でした。みんなキラキラしてるけど私みたいな化粧オタクな性質も持ち合わせていてすんなりなじめました。
大好きな仕事に就けたはずなのに、ゆっくり死んでいく感覚に支配される
主な業務は記事のネタ出しから編集で、余力で集客(SNSとSEO)を担当していました。みんな良い人だしコスメに囲まれて超最高と思いながら仕事してたんですが、編集するなかでちょっとずつ違和感が生まれていました。
FAVORは写真や動画がメインのコンテンツで、文章はそれほど読まれません。
テイストも個人ブログ風なので、文章はできるだけライトにカジュアルに、写真の配置を優先して記事を作成します。
そのような環境だと、自分が今まで編集でやってきたことがほとんど役に立たない・・・というか、ユーザーさんに文章読んでもらいたいなあ・・・という気持ちが湧いてきてしまいました。
でもそういう文章を読ませるような記事は求められていないからな・・・と思いながら不慣れなスタイルに頑張ってなじもうとしたのですがどうしても正解がつかめません。
何回かユーザーヒアリングもやったのですが、やはり「文章はほとんど読んでいない。写真のキャプションや使用感ぐらいは見る」という方がほとんど。
ユーザーを知れば知るほど、自分がゆっくり死んでいくような感覚が強まっていきました。
そこで気づきました。このままじゃ誰も得しないと。
ていうか早く気づけよって感じですよね。ユーザーとしてずっと見ていたのになぜメインコンテンツがテキスト以外にあるとわからなかったのか。
気づかなかったというか、気づいてたけど無意識に目をつぶっていたんでしょう。テキストが重要ではないとわかりつつも、とにかく好きだからやってみたいという気持ちが強くなりすぎたのかな・・・。ここは本当に反省しています。
じゃあ私が今一番やりたいことってなんだ?と自問したら「いや、特にないぞ・・・?」という何とも言えない答えが。
好きなメディアに来たのに自分のスキルじゃ貢献できないと知ったとき、どうしてもこれがやりたい!!と思えるものがなくなってしまったのでした。
「それなら一旦、いろいろやってみたほうがいいんじゃないのかな?」
「そうだな、ライターや編集としていろいろな仕事やってみたいな。」
「あれ?ということはフリーランス・・・?」
愚門愚答を繰り返して出た結論は、フリーランスになることでした。
そう結論づけてから早かった。代表と役員陣に相談し、3月末で退職にさせてもらいました。(かなり融通利かせてもらいました・・・)
覚悟を決めて、わがままに生きたい
そして今、フリーの身に。
全部自分次第だからなんとかやれば野垂れ死ぬことはないのかなとも思う反面、正直ちゃんとやっていけるのか本当に本当に不安です。
でも正直、フリーランスの道は一回通っておきたかった。
冒頭で、「私みたいな自分を律することのできない自堕落クズ人間がフリーランスになれるはずがないとずっと思っていた」と書きましたが、それって裏返すと「ずっとフリーランスに憧れていた」ってことなんですよね。
私はいつもそうでした。
「ライターになってみたいけど私みたいなのができるわけがない」
「コスメ関連の仕事をやりたいけど私みたいなのができるわけがない」
憧れの度合いが強ければ強いほど「私なんかには無理だ」という思考が強く働いてしまいます。逃げてるだけなんですよね。
なぜ逃げるのかというと、不安が強いというよりは単純に覚悟が足りなかっただけでした。
もう大人なんだし、自分一人ぐらいの人生、覚悟を持って生きていきたいものですね。(ブルブル)
というわけで、しばらくはフリーランスとして活動していこうと思います。
基本的に「自分が良いと思った情報を発信したい」という軸があり、それをテキストで伝えられるような仕事であればなんでもやってみたいなという感じです。
(自分が全く興味持てないジャンルだとちょっと考えるけど・・・)
フリーランスは学びを止めたらマジで死しかないと思うのでちゃんと勉強しなきゃな・・・
またのめり込みたいと思える仕事が見つかるかもしれないので、その時その事業に貢献できる人材になっているように自分を磨いておきます。
どこまでもわがままな思考ですが、どうせ仕事するなら好きなことやりたいじゃないですか。好きで能動的に取り組める仕事やってたほうが三方良しな状態になる確率が高いかななんて。
さてこれからどうなるか・・・
もしお仕事の相談をしたいという方がいれば私のTwitterアカウントにDMいただければと思います。
視野が広がりまくった地中海クルーズ旅行記5日目~ホワイトパーティーに潜入したら返り討ちにあいました編~
~前回までのあらすじ~
数が多くなってきたのでカテゴリでまとめました。
クルーズ旅行の更新を途中で放っぽり出してHiGH&LOW THE MOVIEの感想とか書いてしまっていました。まあそれすらもう4ヶ月前とかですけど・・・
記憶が薄れてる危惧感がありつつ、続きを更新したいと思います。
前回はクルーズ船に乗った初日の様子を記録したところで終わってましたよね。
今回はクルーズ船乗船二日目の朝から書いていきたいと思います。
クルーズ船に乗って初めて迎える朝はとてつもなく爽やかでした。
とりあえず、絶対に朝日は見たいと思ってたので、早起きしてスタンばりました。
(早起きと言っても6時ぐらいだったと思いますが)
おおお
うん・・・美しい・・・インドのガンジス川で見た朝日と同じぐらい美しい・・・
というか、朝日の美しさは世界のどこで見ても同じなのかもしれません。
単に、普段私が早起きできないから日本の朝日の美しさを知らないだけなんだと思います。
朝日の神々しさをたっぷり堪能して、朝食に繰り出します。
窓際で、朝日を浴びながらまずはフレッシュオレンジジュースをゴクリ( ^ω^ )
自分で取りに行けるパンやフルーツはこんな感じでした。
基本甘いパンばっかだった気がする
メインはオーダーする感じだったので、私はエッグベネディクトと、
オムレツのセットを頼みました(計2人前)
オーダーする時、スタッフさんが「え?これ一人で食べんの?」って聞いてきたので食べます!というと「She is Strong( ^ω^ )」というお言葉をいただきました。
エッグベネディクト、まじでめちゃくちゃ美味しかった。
日本でもいくつかの有名ホテルのエッグベネディクト食べてきましたが、間違いなく人生で一番美味しいエッグベネディクトでした。
(ちなみに有名ホテルは泊まった訳ではなく、朝食ビュッフェだけ食べに行きました。庶民だからな!!!)
前回もラザニアが人生で一番美味しかったと書いてましたが、この旅でベストを更新された料理は数知れず・・・
MSCクルーズってイタリアの船なので基本美食なんだと思います。
パスタとかパンとか、あちらが本場な食べ物は基本的にめちゃくちゃ美味しかったです。
朝食をたらふく食べて一息。この日は午後からジェノバを観光する予定で、微妙に時間が空いたのでプールでひと泳ぎすることに。(お父さんは二度寝してました)
まずはヨットクラブ専用のプールエリアへ。
ここがヨットクラブ専用のプール。思ったよりこじんまりしてました。
ジャグジーもありました。屋外のジャグジーとか、SIMSの世界にしかないと思ってたよ・・・海外だと割と普通なんでしょうか。
こんな感じで、ゆったりできるチェアがずらっと並んでました。
ヨーロッパだとバカンス期間にどれだけ日焼けするかがステータスになるらしいので、ここでじっくり焼いてる方が結構いましたね。
日焼け用のチェアだけでなく談笑できるスペースもしっかりありました。
ヨットクラブ会員は基本的にお酒はほぼ全部フリーフローなので、プールに併設されてるバーも飲み放題です。(この日はお酒の写真残ってないのでチキって飲んでないようです)
ヨットクラブ専用のプールエリアが思いのほか狭かったので、誰でも利用できる船内最大のプールエリアに行ってみました。
さながら、タイタニックのケイト・ウィンスレット演じる上流階級のお嬢様ローズみたいな!?( ^ω^ )
(死ね)
無論ディカプリオ的な美青年と巡り会うことはありませんでしたし、そもそも私は一般庶民なのでドラマティックなことが起こるはずもありません。
こちらが船内で一番広いプール。この写真だとあんまり伝わらないんですが、めちゃくちゃ広かった・・・(ここに写ってるので半分ぐらいか)
こっちの広いプールで思いっきり泳いだろ!( ^ω^ )と思ったんですが、リア充の巣窟すぎて耐えられなくなり、人の少ないヨットクラブ専用のこじんまりしたプールエリアにすごすごと引き返しました。
特に焼きたくないけどとりあえず日光を浴びてみる
てな感じで午前中はプールを満喫し、午後はジェノバの観光へ。
ジェノバ上陸直後かな。建物が白で統一されててとても綺麗でした。
ジェノバでは、あの有名な青の洞窟を巡るツアーに申し込んだらしかったのですが、いつの間にかバスで山の上の方に連れて行かれ、
ほぼ山頂に。
あれ、青の洞窟って山の上にあるんだ。やっぱ神秘的だなあ(?)と思ってたら、ガイドさんが「じゃ、ここで自由時間にします!それぞれで楽しんでね!( ^ω^ )」みたいなこと言い残して解散。
あれ!?青の洞窟は!?あれ!?
当たり前ですが青の洞窟が山頂にあるはずもなく。
「なんか色々行き違いがあったみたいだね・・・」とお父さんと話して(ツアーの予約とか諸々お父さんに任せっぱなしだったので私は文句を言える立場ではない)、とりあえずお昼を食べることに。
なにはともあれビール( ^ω^ )
なんとなくボンゴレ推しぽかったのでボンゴレを注文。めちゃくちゃ美味しかった・・・!!
適当に入ったお店でしたが大当たりでした。
ビールとボンゴレを堪能した後は山頂付近を散策。
観光客向けのお店がずらっと並んでました。
こんな感じで。雰囲気よかったなあ
景色もよかった。海が青かったなあ・・・
休憩にジェラートを。ミーハーとしてはジェラートは絶対食べときたかったんですよね。確かクッキー&クリーム的な味をチョイスしたような・・・美味しかったことだけは覚えてます。
観光用に整備されてるとはいえ、やっぱりこういうヨーロッパぽい通りにくるとテンション上がりますよね。こういうところで育ちたかった・・・(なんてお父さんの前では言えなかった)
2時間ほど徘徊し、お土産もいくつか調達してマルタ島を満喫し、夕方17時頃に船へ戻りました。
クルーズ旅行中は基本的に、日中は寄港地観光、夕方は船に戻るというサイクルでした。
今回私たちは全てのオプショナルツアーを予約しましたが、寄港地に着いたら勝手に観光するもよし、船でのんびりするもよしでどう過ごすかはかなり自由でした。
ほとんどの方はバカンスで来てるので、船でのんびりする派が多かったようです。
船に戻ってもうひと泳ぎ。夕陽が美しい・・・
夕食前に一番広いプールエリアを見に行くと、遊泳時間は終了していて夜のパーティーに向けての準備が進んでいました。
賑わっていた場所がガランとしている様子ってグッときますよね。(私だけか)
この日の夜は、お父さんがシルク・ド・ソレイユのディナーショー(?)を予約してくれていたので会場へ向かいます。
船の上でシルク・ド・ソレイユを観るだと・・・?
船でシルク・ド・ソレイユ観るとか最初のうちはまっっったく理解が追いつきませんでしたが、船を降りて数ヶ月経った今でも理解は追いついていないままです。
ショーの会場はなぜかカジノエリアの奥にありました。
お父さんも私もギャンブル興味ないのでカジノをスーパースルーして会場へ向かいます。
美女がスロットを嗜んでる様子がなんかよかったので記念撮影(なぜ自分を写してしまったのだ・・・)
こちらがシルク・ド・ソレイユの会場。とりあえず青くて幻想的だった。
お料理はコースでした。この日はお魚メインのコースを選択。前菜は・・・なんかよくわからなかったけど幻想的だった
メインは鮭のムニエル。ライティングの関係で深海魚のように見えますがいたって普通の鮭でした。
ショーが始まる前に前座的な感じの生演奏があったんですが、めちゃくちゃ上手かった!!!
シルク・ド・ソレイユのショー自体は撮影OKかどうかわからなかったので、一切撮影せず肉眼で楽しみました。
結論、めちゃくちゃ面白かったです。巨大船とは言え決して十分なスペースが用意されている訳ではない空間で、演者の方達はかなりアクロバティックなパフォーマンスを披露してくれました。
船内でシルク・ド・ソレイユのショーが観られるのはMSCクルーズの中でも今の所メラビリアン号だけらしいので、メラビリアン号に乗る機会がある方は絶対シルク・ド・ソレイユのショーを予約した方がいいと思います。
料金3,000円ぐらいですしね。3,000円でシルク・ド・ソレイユ楽しめるって思ったらかなり安くないですか?
料理とお酒を嗜みながらシルク・ド・ソレイユのショーを堪能した後は、プールサイドのパーティーに繰り出してみました。(お父さんは眠たかったらしく先に部屋に戻りました)
この日はなんとあの「ホワイトパーティー」が開催されるらしく、船内のドレスコードは「白」。
シルク・ド・ソレイユのショーを終えて外に出ると、全身白で決めた人たちが大勢。
待って!その日のドレスコードとかどうやって知るの?って思いますよね。
(え?特に思いませんか?私はわからなかったから書くよ!!!)
MSCクルーズの場合、毎朝各部屋に船内新聞が配布され、そこにその日のドレスコードが記載されていました。ドレスコードと言ってもかなりゆるく、夜のパーティーに参加するんなら守った方が楽しいんじゃない?ぐらいの感じでした。
確かにこの日の船内新聞にもホワイトパーティーの案内が記載されてました。
ただ・・・ホワイトパーティーがあるとか事前に知らなかったから全身白になれる服とか持って来てねーし!!皆どこで知ったんだよ!!!くそ!!!
(以降の船内新聞には、70年代風ファッションとか到底再現不可能なドレスコードばっか記載されてたのでフルシカトすることにしました)
全身白は無理だったので、とりあえず持って来てた白シャツを着てプールサイドへ。
ほう・・・?
付け入る隙がないな・・・?
ミドルテンポの、誰でも乗りやすようなポップソングが響き渡る会場で、老若男女がなぜか皆同じステップを踏んでいました。
え、なんで皆同じステップ踏んでるの!!なんで踊れてるの!!
やっぱヨーロッパの人たちは義務教育でおしゃれステップ仕込まれるの!?わいだってもう少し生まれるの遅ければ義務教育にダンスが組み込まれ・・・!!って思ってたら、昼間にダンスレッスン講座が開かれてたみたいです。あーびびった
子供も普通に参加していたので思ったより平和な空気のパーティーでしたが、圧倒的リア充オーラに気圧されて1時間も滞在できず、すごすごと部屋に引き返しました。
部屋に戻るとまだお父さんが起きていました。
「あれ?もう戻ってきたの?」
と聞いてきたので
「うん。ちょっとノリが合わなくてさ・・・」(精一杯の強がり)
と返しときました。
こうやって振り返ると、盛りだくさんな一日だったんだなあ・・・。
この日はそのまま追い酒することもなくおとなしく就寝。
次の日はメッシーナに寄港します。
次回に続く・・・
予想以上に良作だった「HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF THE SKY」感想(ネタばれあり)
9月に入って急に秋めいてきましたね。涼しくなって空気も澄んでいる感じがします。
そんなさわやかな空気をシカトして、今、日本中にアツい旋風を巻き起こしている映画があります。
そうです。「HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF THE SKY」です。
皆さんもう観ましたよね。
8月9日に公開され、現在興行収入10億円突破したらしいです。
(1作目が20億円ぐらいだったからもうちょっと頑張ってほしい)
予告編を見まくって期待値マックスに高めて観てきたんですが、なんか、今回は拍子抜けするぐらいちゃんと作られていました(失礼)
1作目の「HiGH&LOW THE MOVIE」はあんまりストーリーを気にしちゃいけないファンtジー要素満載な感じで、2作目(てかスピンオフ?)の「HiGH&LOW THE RED RAIN」はとにかくUSBが大事なんだということだけが伝わってくる内容でしたが、今作は割と筋書きがあったような・・・
ちなみに1作目の詳細はこちら
【おおまかなあらすじ】
九龍グループの機密情報を公開しようとする雨宮兄弟&琥珀さん・九十九さん。
そこに突如九龍会からの刺客が現れ、機密情報が入れられているUSBをめぐって激しいバトルが勃発。
一方、S.W.O.R.D.地区を牛耳る5つのヤンキーグループの1つWhite Rascalsと、悪のスカウト集団DOUBTの抗争が勃発。
S.W.O.R.D.連合軍 VS DOUBT・MIGHTY WARRIORS・プリズンギャングの合同チームの喧嘩が始まる。
そこに忍び寄る九龍グループの影・・・
結局喧嘩しかしてませんが、いろんな思惑が交錯してて一応人間ドラマもありました。
とはいえやはり見どころはアクションと魅力的なキャラクターたちなわけで。
全編通して語りたいところだらけなんですが、とりあえず個人的なハイライト&突っ込みどころをかいつまんで紹介します。
ハイライト①雨宮兄弟&琥珀さん・九十九さん VS 九龍会のカーチェイス戦はマジでアツかった
九龍会は警察とねんごろな関係だということが前作の「RED RAIN」で判明しています。
雨宮兄弟の長男・尊龍が命がけで守った、九龍会と国の癒着がまるわかりになるっぽいデータが入ったUSBをめぐって、今作も激しい戦いが繰り広げられました。
映画中盤で、雨宮兄弟&琥珀さん九十九さんコンビ VS九龍グループの黒崎会のめちゃくちゃなカーチェイスが繰り広げられ、死闘のはてにUSBに保存されていたデータがついに公表されました!よかったね尊龍!
あのカーチェイス、かなり見応えありましたね。ワイルドスピード・・・は言い過ぎかもですが、邦画の中で1,2を争うぐらい派手で迫力あるカーチェイス&アクションシーンが撮れてたのではないでしょうか。個人的にはこの映画の一番の見せ場だと思いました。
(クライマックスの喧嘩シーンも派手だったけどカーチェイス×格闘シーンの迫力は尋常じゃなかった。多分あんまりスタント使ってなかったし)
カーチェイスもすごかったんですが、黒崎会からの刺客として送り込まれた小林直己さんの強敵感がやばかった。
倒しても倒しても顔色1つ変えず追ってきてバイオのタイラントばりに怖かった・・・(一言もセリフなかったし)
いやー。怖い
アクションもさすがのキレキレ具合でした。
1作目でほぼ無敵なんじゃないかと思われた琥珀さんと互角に渡り合ってましたしね。
全体的に大満足なカーチェイスでしたが、1つだけ納得いかなかった点があります。
USBのデータを公表するまでの一連の流れのところです。
カーチェイス中に何とかUSBのデータを送信しようともがくTAKAHIRO。ようやくPCとUSB両方を入手し、さあデータ送信するぞとなるところ・・・
順を追ってみていきましょう。
1.橋の上を爆走する車の中で、TAKAHIROがUSBをPCに挿してデータ送信開始。
2.その直後に車が橋から落下。
3.データ送信が完了しないうちにTAKAHIROと琥珀さんは車を脱出。(この時点で送信の進捗は65%ぐらいだった)
4.車が着水する寸前でデータの送信は完了。TAKHIROさんと琥珀さんは橋の上で車が沈んでいく様子を見届ける。
5.雨宮兄弟と琥珀さん・九十九さんは目的を達成してやりきった感を出す
・・・いやいや、観客である我々は送信完了したの確認できたけど、お前らは完了したの見届けてないだろ!!!
データ送信が70%ぐらいの段階で着水してたら送信できてないでしょうが!!!
そんな確証持てない状態でよくやり切った感出せるね!!!
ビジネスマンならやりがちですよね。ちゃんと送信完了してるかどうか確かめなくて結果送れてなかったってやつ。詰めが甘いって怒られるやつ。
重要なデータであればあるほど、普通のビジネスマンなら送信完了確認しないと気が気でないはず。
ただ、彼らは普通の人間とは異なる枠組みで生きているので器の大きさが違います。
完了するに違いないと確信していたのでしょう。
琥珀さんがそう思うならそれが正解なのです。
てか、そもそもUSBがこれほど重要な存在になっていること自体に違和感を抱いてたんですよね。
USB・・・今時USB・・・尊龍兄ちゃんがクラウドの存在を知っていれば、大体の悲劇は防げていたかもしれません。
ハイライト②パルクールと格闘技の融合
パルクールは、簡単に言うとありえない距離から飛び降りたり壁から壁へひょいひょい移動したりと、マリオみたいなアクションを実際にやっちゃう競技のことです。
RUDE BOYS=パルクール集団で、人間離れした身体能力を持つ人が集まっています。
過去作品ではパルクールと格闘技があんまりうまく溶け込んでないというか、ただ飛び回ってるだけやんて印象が拭えなかったのですが、今作はパルクールと格闘技が結構なレベルで融合していたのではないかと!
高さのあるジャンプからの強烈なキックとか、見ててうおおお!ってなりました。
RUDE BOYSが喧嘩に参戦すると縦の動きが加わって立体感が出て、画がダイナミックになるんですよね。そういう効果も狙ってパルクールが取り入れられてるんだろうあ。
リベリオンが「ガン=カタ」を創り、1つのジャンルとして確立させたように、HiGH&LOWがパルクール×格闘技という新しいジャンルを生み出すことになるといいですね!
(そういえばRED RAINで雨宮兄弟がガンカタっぽいアクションしてましたよね)
RUDE BOYSまわりで唯一心残りなのは窪田くんのアクションシーンが一切なかったこと。
なぜだ・・・かなりアクションできるのになんてもったいないことを・・・
病気が進行していてかなり弱っているという役柄なのでしょうがないのですが、そもそもなんでそんな設定にしたんだ!!そんならあんまりアクションできない俳優さんでもよかったやん!!なんてね・・・
次回作では活躍してくれるんでしょうか。
ハイライト③達磨一家がどんどん派手になっていく
HiGH&LOWには個性豊かなヤンキーグループがたっくさん出てきますが、その中でも異色の存在感を放っている達磨一家。個人的に一番好きなグループです。
初登場時から派手でしたが、回を重ねるごとにどんどんどんどん派手になっていきますね。
まず拠点。最初はどこかのお寺だったのが、今作では達磨一家本拠地なるものが登場。
質素な寺から一転、ギラギラビカビカな空間で美女をはべらしてらっしゃいます。
え、そんなキャラだっけ・・・
頭の林遣都くんもどんどん貫録を増しています。
下瞼に赤いラインを引いてましたがよく似合ってました。全編通して左目を細めてわざと顔を歪めてたんですが、それも貫録を出すための演出なのでしょうか。
衣装も派手になってるし髪型もどんどん爆発してきてるし、次回はどんな風貌になっているのか・・・
(そういえば鬼邪高校の頭を務める山田裕貴くんも囲みアイライン引いてましたが、あれも似合ってますよね)
ハイライト④山王連合会ってもしかしてブラック企業・・・?
今作では、山王連合会の内部分裂が描かれます。
九龍グループが推し進めるカジノ計画には全員が反対しているかと思いきや、実は肯定派がいることが判明。
山王連合会の一員であるテッツの実家は銭湯を営んでいるのですが、どうやら経営難に苦しんでいるよう。
カジノ計画が進めばリニューアルオープンできるし人も増えて経営難から抜け出せるかも・・・!という期待を抱いているテッツ。
その話をきいたダンも、カジノ計画ってそんなに悪くないんじゃないかと考え、岩ちゃんに進言します。
テッツの実家だけでなく、他にも経営難で苦しんでいるところはたくさんある。カジノ計画で救われるかもしれないぞと。
しかし岩ちゃんは頑なに拒みます。
「九龍グループがいる限り、この街は良くならねえ」
(いや、お前らがいてもそんな良くなってないように見えるけど・・・むしろ火種・・・)
「何か他にできることがあるはずだ。テッツは本当に何もかもやりきったのか?」
って言ってるお前は収益改善のために何かやってるのかよ!!って突っ込むのはナンセンスですね。
正論ちゃ正論だけど・・・漂うブラック臭・・・(最近炎上したキリンのあれみたいな)
そこでチハルが「そもそも、俺らって何と戦ってるんですかね」とかなり核心を突いた問いを投げかけます。
しかし岩ちゃんは「自分たちがこの街を守っている」の一点張り。
別のシーンでは、山王連合会のたまり場「ITOKAN」を切り盛りするナオミが「あいつらなんで喧嘩するんだろ。喧嘩じゃ何も変わらないのに・・・」とそれ言っちゃおしまいだろみたいな言葉をぽつりとつぶやきます。
それに対し琥珀さんはこう答えます。
「確かに、喧嘩をすることは間違ってる。でも、喧嘩をしなきゃいけないというあいつらの気持ちは間違っちゃいねえ」
(大体こんな感じだったと思う)
・・・ん?(;^ω^)
まあよくわからんけど琥珀さんがそう言うなら間違ってないのでしょう・・・
この一連の流れから、喧嘩の無意味さは彼らも自覚しつつ、論理など関係なくやらなきゃいけない時があるんだ、その時は全力でぶつかれみたいなメッセージを感じたり感じなかったり・・・
大事なのは本人が納得しているかどうかですからね。外野がとやかく言うことではないのかもしれませんね。
ハイライト⑤NAOTOさん
今作からついにNAOTOさんが登場!待ってました!!
私は三代目J Soul Brothersが割と好きなんですが、その中でもダントツでNAOTOさんが好きです。
何が良いかってその圧倒的なダンススキル。
三代目J Soul Brothersのリーダーであり、EXILEのメンバーでもあるNAOTOさんは、多分国内トップクラスのスキルを持つダンサーです。
三代目のダンサー勢はみんなダンスうまいのですが、NAOTOさんは群を抜いてると思います。
ダンスが上手いってか、そもそも身体能力が高い。
こっちの記事でNAOTOさんの身体能力の高さについて語っています。
今作でも抜群の身体能力を活かしたキレッキレのアクションを披露していました。特にクライマックスの、岩ちゃんとNAOTOさんがタイマンで喧嘩してる時のアクションが凄かった。
岩ちゃんが滑り込んできて足払いをする
↓
NAOTOさん前方にジャンプ
↓
前のめりになってバランスを崩し手をついてそのまま倒れるかと思いきやよくわからない身のこなしで体勢を整えてすぐさま攻撃に移る
地味っちゃ地味なんですが、え?人間てそんな動きできんの・・・?と情報処理に時間がかかってしまいました。
このシーン、アクションにフォーカスした予告編でも見られます。
(5分32秒あたり)
NAOTOさんが頭を務めるプリズンギャングはかなりの猛者ぞろいぽかったんですが、その中の一人、なんか見たことあるなあと思ったら、園子温監督の「TOKYO TRIBE」に亀吉役で出てた岩永ジョーイさんというダンサー兼俳優の方でした。
「TOKYO TRIBE」でかなり素早い身のこなしを披露していましたが、今作では更にスピードに磨きがかかってました。
あの迫力はぜひ映画館で味わってほしい
まだまだ語り切れない魅力が詰まった今作、特にアクション好きな方はぜひ映画館で堪能してほしいです。
てか、これで終わりだと思ってたらもう1本あるんですね。
次回は11月11日公開らしいです。