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人の目を気にしながら生きる

人の目が気になりつつも自由に思ったことを書いているブログです

津田大介「ウェブで政治を動かす! 実践編」第1回@ゲンロンカフェ 感想

昨日、ゲンロンカフェで行われたジャーナリストの津田大介さんの講座「ウェブで政治を動かす!実践編」にゆるっと参加して来ました。

 

ゲンロンカフェは哲学者・思想家の東浩紀さんが分離融合をコンセプトに今月オープンしたイベント主体のカフェで、今ホットなジャーナリストや評論家、起業家の方たちの講演をかなりカジュアルに聞ける(それこそビール飲んでホットドッグかじりながら政治や哲学の話を聞けるし雑談もできる)、今自分の中で一番キテるスポットです。

 

ちなみに東さんは私の大学時代のゼミの教授の大学時代の後輩だったらしく、何度か大学に来て特別講義や集中講義をしてくださいました。

その集中講義を受けて、東さんの新書を読んで、それ以来自分の世界の見え方が変わりました。(って新興宗教の勧誘パンフレットに載ってそうな)

本当、大学時代にタダで東さんの講義が聴けたとかなんてラッキーなんだとしみじみ思います。

 

彼が10年以上前に提唱した「データベース消費」や「超平面性」は今でも実感するところが多々あって(Twitterなんか超平面そのもの、電話もメールもミサワアプリも等しく画面に並べられているiPhoneも超平面そのもの)、もはやそれが常識だと無意識に人々が感じているレベルかと思われます。感覚だけでなくなんでこういう世の中になったのかを知りたい方は『動物化するポストモダン』を読むと少しスッキリするかと思います。

 

そんな東さんは昨年渋谷慶一郎さんとコラボしてボーカロイド楽曲をリリースしました。普通にかっこいい。途中完全にアスカとエヴァ量産機との戦いだろこれwみたいなシーンが出てきて(・∀・)

渋谷 慶一郎+東 浩紀 feat. 初音ミク 『イニシエーション』

 

 

 

そのカフェで、少し前からファンだった津田大介さんが全3回の講座を開催するとのことで、えいや!っと飛びついてみました。

津田大介さんはTwitterの可能性にいち早く気付き、震災をきっかけに広く知られることとなった新進気鋭のジャーナリストです。

最近では、世の中のあらゆる出来事に対するぼんやりとした自分の考えに理由付けをしてほしい、ぼんやりだとしてもなぜそう思ったのか考えてほしいという考えの下ゼゼヒヒというサイトを立ち上げ、精力的に運営されています。

こちら↓は津田さんがインタビュー受けてる動画です。


FREEWORLDインタビューVol.22 ジャーナリスト 津田大介 http://freeworld.tv

 

今回の講座は3回にわたって昨年津田さんが発売した新書「ウェブで政治を動かす!」の内容を実際に行動に移すにはどのように動いていけばいいかを説いてくれる、というもののようです。

第1回目の昨日の講座はウェブ動のおさらいと補足、今現在の政治とウェブの関係、今後起こりうるウェブ上での政治活動について、といった感じで、休憩を挟んで質疑応答、最後に東さんの鋭い指摘満載のお話で締めくくられました。大体2時間半ぐらいでしたがあっという間でした。

血気盛んな学生が多いのかなあと思いきや、意外と30代以上かと思われる方が多くちょっとホッとしました。

 

そもそもなんで私がこんな講座に参加するぐらい津田さんファンになったかというと、金髪がファンキーでイカしてるぜちょっと長い話になりまして。

 

私は高校時代、吹奏楽部と新聞部を兼部していたんですが、片手間でやるつもりで入った新聞部で記事を書く楽しさに目覚めて、それからメディアについていろいろ調べたらマスメディアに対してキレだして、少しでも多くの人にバイアスのかかっていない生きた情報を届けたいからジャーナリストになりたくて、よしじゃあジャーナリスト専門学校に行こうと願書取り寄せたりしましたが、周りから猛烈に反対され説得されてメディアの勉強もできる学科のある大学に行くことにしました。

そして案の定大学では何も考えずのらりくらり過ごしてダラダラと社会人になり、ジャーナリストになりたいなんて気持ちも薄れ、そんなことも思ってたっけ、みたいな遠い昔の記憶として消えかけた時、津田さんの存在を知りました。

 

彼は大手の新聞社にもTV局にも属していませんが、ウェブの影響力を使って(マスメディアも利用しながら)本気で政治を動かそうとしています。

そんな彼の活動は私がかつて思い描いた理想そのものでした。

政治家や東電の記者会見や審議会、シンポジウムの発言、内容をリアルタイムでツイートし続ける、それが約20万人(今は25万人ほど)の彼のフォロワーのに一瞬で伝わる、そしてRTされて更に広がっていく…その光景は、少しでも多くの人にバイアスのかかっていない情報を届けたいという私の夢を体現していると感じたんです。

人が発信しているという時点でバイアスが全くかかっていない情報なんてのはありえないんですが、それでも津田さんは、事実そのものを伝えようとする姿勢がものすごく伝わってくるんですね。本当にメディア(霊媒、媒介)に徹して透明になろうとしているというか。『情報の呼吸法』でも「何よりも自分がメディアでありたい」と書かれていますが、そういう態度が人に伝わるまでになるには相当なストイックさが必要かと思います。

 

津田さんより若い私が言うことじゃないと思うんですが、私は彼に自分の希望を託しています。いやお前も自分でやれよって感じですが…個人的なロビイングはやりたいと思いますが、今は他にやりたいことがあるので、世の中を動かすっていう部分では津田さんをできるかぎり応援したいなあと。

なので読めない量の津田マガ購読してるし、講座にも参加するし、更に奇しくも昨日はVDだったので、ばっちりチョコを貢いできましたw

そこで若干お話させて頂いたんですが、いや、緊張した。

講座の中で津田さんが「ラジオはもはやマスメディアと呼べない」と話していたのですが、個人的にはラジオ大好きで(コンテンツ的に)TVより全然優れたメディアだと感じていて、ラジオの可能性について津田さんに質問してみたんですが、ラジオはSNS的な立ち位置として影響力を及ぼすことができる、という答えが。

耳に直接語りかけてくるラジオは、TVより人々を動かす力が遥かに大きいとのこと。

講座中でもTVは数百万、数千万人に一度に情報を届けることはできても実際の行動に結びつける力が弱いということ、逆にSNSは母数は少なくても人を動かす力が強いということが官邸前デモを例に語られていましたが、ラジオはSNS色を強く打ち出せば希望が開けてきますね。

ていうか、ラジオは映像が無い分、自分の想像力で補わなければいけない部分が多く、情報過多の時代にはちょうど良いのかなあなんて思ったりします。本読めるし。実はポッドキャストは伸びてるらしいですし、ラジオの良さに気づく人が増えると良いなあと思います。

 

そしてなにより津田さんが講座の最後の方にちらっと話されていた「政治の日常化」、これができればこっちのモンみたいな。

誰もが当たり前のように政治に関心を持って情報を得ようとする、あるいは自動的に入ってくるように情報の環境を整える。まずはTwitterをやっている政治家をフォローしてみるとか、そういう些細なことでも行動に起こす人が増えれば、政治と人々の距離はグッと近づくはずなんですよね。先の衆議院選挙では戦後最低の投票率を記録し、今政治に対して失望し離れていく人が多い中、どうやって政治を日常化していくのか、津田さんの今後の活動から目が離せません。

いやあ次回のゲンロンスクールも楽しみ(^O^)

 

てかカフェ内の写真撮って来ればよかった…次は撮ってきます。