Mizuoの日記

自由に思ったことを書いているブログです

ナン易度高めなインド旅行2013 ~タージ・マハール、アグラ城、インドの洗礼編~

インド旅行4日目。朝8時頃にチェックアウトし、今回は車で5時間かけてニューデリーからアグラへ向かいます。

 

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インドの、事故が頻発しないのが不思議なレベルの交通事情でのロングドライブ。ドライバーさんは割りと落ち着いた運転をしてくれたのでまだマシだったかと…

ちなみにインド人は日本人と比べ物にならないくらいクラクションを鳴らします。道路は基本的にクラクション鳴りっぱなしです。最初はいちいちビクついたりしてましたがこの頃にはうつらうつらするぐらいに慣れていました。

 

アグラに着いたら、まずは市内のレストランで昼食。インドで初めてホテル以外でのご飯です。

 

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独特な…照明の色彩センス…カレーのバイキングでした。

 

ここでラッシーを勧められ、少し戸惑っていましたが、このお店は日本人観光客のツアーで頻繁に使われて(実際お客さんもツアーで来てるっぽい日本人ばかり)、ラッシーも安全だとのことなので、じゃあせっかくだし飲んでみようかとマンゴーラッシーを注文。これが間違いだった…

 

カレーも結構美味しくて満足して店を出た後は、いよいよタージ・マハールへ向かいます。

 

車を降りて少し歩くと、なんか今日めちゃくちゃ暑いぞ…と気付きます。

この日のアグラは43度。旅行中の最高温度でした。体感したことの無い暑さに結構なスピードで体力が奪われていきます。

 

 

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犬も暑そう。

 

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 ワホンワホンと芝生に体を擦り付けていました。暑いのか痒いのか…

 

タージ・マハールはセキュリティの関係で液体を持ち込んではいけないので、飲み物や日焼け止め等はすべて車に置いていかなければいけません。代わりに入場チケットを買うと500mlペットボトルの全く冷えてないぬるい水がもらえます。

 

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タージ・マハールへの道。暑い。ちょっと歩いただけで貰った水はお湯になりました。

 

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タージ・マハールへの入り口。日陰も暑い。

 

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おお、見えてきた(写真めっちゃ傾いてる…)

 

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うおおおおおおお

 

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どーん。PC画面で見てたんじゃ分からない圧倒的な美しさ、荘厳さをビリビリ感じます。本来水が張られている部分が行った時はカラカラでちょっと残念…

 

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デジイチで撮ったら調整ミスって白飛びしまくりました。暑さのせいでデジイチの液晶が表示されなくなり写真のチェックもできない状態でした…これはこれで良いかな…

 

そして暑さにやられたのはデジイチだけではありませんでした。

お父さんと奥さんは海外によく行っているので多少は暑さに慣れているもののさすがにこの40度超えはキツいらしく、基本日本で引きこもっている私には尚更です。

3人は結構ヘトヘトになり、ガイドさんだけが元気に歩いていきます。

しかし入り口からタージ・マハール廟まで歩くだけで既に激しい息切れが。目眩もする。目が霞む。しかも吐きそうなぐらい気持ち悪い。正直写真どころじゃなくほとんど撮ることができませんでした。ちなみに中にも入れましたが撮影禁止でした。

 

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タージ・マハールアップ。暑い。

 

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タージ・マハール廟を取り囲む塔の1つ。なにか天災があったとき、塔が倒れても廟に当たらないように微妙に外向きに傾いています。私もいろいろ傾きながら歩いています。

 

タージ・マハールを1周して遂に限界。トイレで嘔吐してしまいました。

日陰で休みながら、熱中症になったのと、さっきのラッシーがたまたま当たっちゃったのかもね、と話しているとガイドさんが

「この時期のマンゴーは危ないからやめといたほうがいいんですよねー」

 

…はよ言えや(^^#)むしろお前レストランに一緒に入っとるやないかい!!

 

そんな反論する元気もなく、水分補給したいけど手元にはお湯しかないのでもう車に戻ろうということになり、そこそこで切り上げてタージ・マハールを後にしました。

 

車内に戻り、奥さんが持ってきていた水筒に入っている、キンキンに冷えてやがる犯罪的な水を震えながら喉に流し込むと、本当に蘇生した気分になりました。観光の火照りと、インドの熱気で息苦しい体に2時間ぶりの水!ありがてえ

 

水を飲んで少し回復してきましたが、この日はもう1つ、巨大なアグラ城も見る予定なので体力が持つかどうか不安…

 

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アグラ城。これも白飛びしてるなあ…

 

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城内を歩いてるとリス発見。ガイドさん曰くビスケットあげてもいいとのことなので、たまたま持っていたビスケットを砕いて地面にポイするとうじゃうじゃ寄ってきました。

 

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可愛いー(^^)可愛いですが、リスの背中の模様ってナメクジに似てませんか?この模様見ると結構ナメクジを思い出しちゃうんですが…私だけですか…

 

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最後にビスケット全部砕いて一箇所にばらばらーと撒いたら、一匹のリスがものすごい速さで飛びついて、餌を手で持って食べながら他のリスを足で蹴って追い払っていました。なんと強欲な…

 

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「でも僕可愛いから別に良いでしょ?可愛ければ許されるのは世界共通だけど、日本じゃ見た目がイマイチなアイドル集団が人気でどちらかというと不細工でしかもスキャンダル起こして地方に左遷された人が総選挙で1位になったらしいね。不思議な現象だけど、ファンは本来なら知る術もない彼女の内面にある可愛さやひたむきさを、メディア上で演出された彼女の姿から勝手に想像して見出して、その想像上の可愛さを以って過去を許したのかな。ファンがそこまでするのは、あの子はオタクどもにとってぎりぎり手の届きそうなレベルで、非リアの自分たちにももしかしたらチャンスがあるかも、そういう幻想を抱かせてくれる、希望を持たせてくれる存在だからなのかもしれないね。実際スキャンダルだって自分のファンと(ry」

 

うるせー日本のことはほっとけって、熱中症のせいで幻聴が聴こえてしまったようです。

 

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城の中庭のど真ん中に大きな器のようなものが。なんとこれ王様のお風呂だったらしいです。なぜわざわざこんな城のどこからでも見えちゃうようなところにお風呂なんか…開放感最優先だったのかそういう趣味だったのか…

 

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アグラ城からタージ・マハールが見えましたが…すみません

 

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立派としか言いようが無い佇まいでした。

 

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アグラ城は赤土で作られていますが、白い大理石で作られた部分もあります。

 

 

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 装飾がとても綺麗でした。ここは結構涼しいので写真の人のようにだらっと休んでいる人も結構いました。

 

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一番人が写ってない写真を選んだら奥の白人さんが妙に目立ってしまいました。

 

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赤土部分より大理石の部分の方が綺麗でした。

 

嘔吐した時出し切ったのと、リスの可愛さのお陰で結構体力は回復してきていたものの、暑いのは変わりないのでここもさくっと切り上げてホテルに向かうことに。

 

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ホテル到着。

 

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今回はいわゆる宮殿ホテルに泊まりました。とにかく広い。

 

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ソファもゆったりしてて座り心地が良かったなあ…

 

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こういう廊下好きです。

 

このホテル、プールもついていて、暑くて死にそうだった3人はアグラ城あたりからとりあえずプールに入りたくてウズウズしていたのでチェックイン済ませて部屋に着くやいなや速攻プールに飛び出しました。

 

その頃はもう夕方で、陽も傾いて若干暑さは和らいでいました。プールに飛び込んで一日の火照りを冷まします。超きもちー!ナンもいえねー!

漂ってるのにも飽きてきたので、お父さんとクロールでどちらが早いか勝負しました。運動は大嫌いですが水泳は割りと好きな方だったのでさすがに勝つだろうと思ったらなんと負けました。お父さん60過ぎてるのに…

 

1時間半ほどはプールにいました。私が一番泳いだのですが、気をつけていたにも関わらず結構な量の水を飲んでしまいました。塩素くさかったからまあ大丈夫だろうなあとは思っていましたが、甘かった。

 

プールではしゃいでお腹を空かせてから夕食へ。バイキング形式でした。

 

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各種カレー料理

 

 

 

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 各種パン、ライス

 

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デザートもずらっと。いやーテンションあがる(^^)

 

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インドワインをお供に舌鼓。この時点で結構気持ち悪かったのですが気のせいにして普通に食べて飲みました。胃の中空っぽだったし。

 

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私達がワインを飲んでいるのを見たボーイさんが、気をきかせてチーズの盛り合わせを持ってきてくれました。

 

しかしこのあたりで気持ち悪さが増大。吐き気を抑えるのに必死。お父さんと奥さんがワイン2本目を入れようとしていて、ワインもう厳しいと思いつつ2本目も飲んでいる途中で限界に。トイレに行って食べたものをほぼ全て戻してしまいました。

 

戻しても気持ち悪さが収まらず、先に2人を残して先に部屋に戻ることに。金田一なら完全に密室殺人の餌食になりそうなシチュエーションですが幸い誰にも殺されませんでした。

 

 

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客室エリアの廊下。静かで落ち着いた雰囲気ですが私の胃は暴れまくっています。

 

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 ちなみに部屋はこんな感じでした。

 

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 部屋のバルコニーから見える中庭。綺麗ですがゆったり楽しむ余裕がありません。

 

部屋に戻った後は嘔吐と下痢の繰り返し。なんでよりによってこんな良いホテルに泊まった時に…いや自業自得だけども…

インドに下痢はつきものだとはよく聞いていて、逆にここまで特に体調崩さず過ごせたことがラッキーだったのかなあと…ようやくインドの洗礼を受けた感じです(洗礼はキリスト教だけどね!)

 

2時間後にお父さんと奥さんがべろんべろんに酔っ払って部屋に戻って来ました。

テンションが上がりきったお父さんたちとテンションが奈落の底まで落ちている私とは、その夜会話が噛み合うことはありませんでした。

父「いやあこの前知り合いの◯◯が◯◯しててさ~ヒャヒャヒャ」

奥さん「あっははははは!!!!!」

私「うん…そう…(ゴロゴロピー)」

 

奥さんが持ってきていた胃腸薬を貰って就寝しましたが、夜中も1時間おきにトイレに起きて眠れたもんじゃありませんでした。こうして、インドで過ごす最後の夜は更けていくのでした…

 

次の日はまたニューデリーに戻り、市内観光してから日本に帰国します。