Mizuoの日記

自由に思ったことを書いているブログです

ナン易度高めなインド旅行2013 ~ニューデリー観光・帰国編~

インド旅行5日目。

地獄のような一夜を経て朝7時頃に起床し、朝食。

何も食べれん、絶対何が何でも無理だと思いつつレストランに行くと朝食バイキングに行くとおかゆが!助かった!満身創痍の体に優しく染み込んでいきました。

 

 

f:id:mizuochacha:20130504203310j:plain

朝の中庭。そういえばここに猫が1匹いました。インドで猫見れたのはここだけでした。

 

8時頃にチェックアウトし、再び車でニューデリーへ。

 

f:id:mizuochacha:20130505144402j:plain

公衆の洗面所みたいなのがあって、朝はここで歯磨きや顔を洗う人が多いみたいです。

 

f:id:mizuochacha:20130505144424j:plain

それにしてもサリーが色鮮やかです。こういうのが日常的にも見れるのも今日までか…と思うと少し名残惜しい気分に…(まあ東京にももっと極彩色で奇天烈な格好してる人たくさんいるか)

 

昼前ににニューデリー到着。

ニューデリーには2泊しましたが、何気に昼間の観光はしていなかったので今日ようやく昼のニューデリーを回れます。

 

ちなみにこの日の気温は38度で、日本だと外に出たくないレベルですが、「今日は過ごしやすいねー」と3人口を揃えて言っていたので少し鍛えられたのかなと思いました 。

 

まずはラージ・ガートへ。ガンジーの墓を見て来ました。

 

f:id:mizuochacha:20130505144955j:plain

 

これがガンジーの墓。ガンジス川のエントリーでも書いたとおり基本的に死者は火葬後の灰はガンジス川に流し墓は作りません。しかしガンジーの影響力や国民からの暑い…じゃなくて厚い人望を鑑みて、遺灰は川に流しましたが特別に墓(というより記念碑に近いのかな)が作られたということです。

 

f:id:mizuochacha:20130505145955j:plain

周りを壁に囲まれています。結構広かった。

 

その後ガイドさんの計らいで、ツアーに組み込まれていなかったリクシャー(人力3輪タクシー)に乗せてもらいました。

オートリクシャー(自動3輪車)の方が圧倒的に多いですが、人力のリクシャーも頑張っているようです。観光客向けなんでしょうか。

 

f:id:mizuochacha:20130505152408j:plain

これがリクシャー。細いインド人運転手さんが後ろのシートに成人2人を乗せて、前輪部についているペダルを漕いで走ります。

 

f:id:mizuochacha:20130505152439j:plain

リクシャー乗車はなかなかスリリングでした。すぐ横を車がビュンビュン走ってひええ当たるー!的なことが何回か。しかし運転手さん大変そうだなあ…

 

15分ほどリクシャーに乗った後はまた車に乗りサラーっと市内を回ります。

 

f:id:mizuochacha:20130505154949j:plain

パリの凱旋門をモデルに作られたというインド門。第一次世界大戦で戦死したインド兵の慰霊の為に立てられたという事です。

 

f:id:mizuochacha:20130505155735j:plain

これは確か政府の建物だったはず…(また忘れた)警備が厳重なため門の外からしか見れません。

 

f:id:mizuochacha:20130505155807j:plain

門の隙間から撮ってみました。植え込みも綺麗に整えられてるしチリ一つない。威厳ある佇まいでした。

 

f:id:mizuochacha:20130505155915j:plain

こういう感じで銃を持った兵士さんが門の外を見はっていました。インドの空港にも銃を持った兵士さんがいましたが、そういえばこうやって実戦用の銃とかインドに来るまで見たことなかった…自分に向けられる可能性は無いとはわかっているものの目の前にすると結構怖いです。

 

f:id:mizuochacha:20130505160628j:plain

お昼すぎに市内の中華レストランへ。

 

f:id:mizuochacha:20130505160642j:plain

ちゅ、中華…???

 

f:id:mizuochacha:20130505123031j:plain

確かに中華っぽい(?)作り。パンダの写真も飾られてますが…

 

f:id:mizuochacha:20130505123052j:plain

振り向くと浮世絵。やっとこう、アジア圏の文化がごちゃまぜになった謎レストランを見ることができた!

 

f:id:mizuochacha:20130505123955j:plain

料理はほぼ中華でした。このワンタンスープ、優しい味でよかった。ワンタンの皮が異常に厚かった。

 

f:id:mizuochacha:20130505124858j:plain

 手前の料理は揚げ春巻きらしいのですが、私が知っている揚げ春巻きの2.5倍はありました。中身は普通の揚げ春巻きとほぼ同じ。美味しかったけどでかすぎて完食とか無理…

 

f:id:mizuochacha:20130505124902j:plain

チャーハン。インディカ米の。正直ボソボソで全然美味しくなかった…

 

この時点で下痢や嘔吐は治まったもののまだ胃は回復しておらず、ワンタンスープ以外は結構油っこかったのでほとんど食べることができませんでした。まあでもこういうおもしろレストランに来れたのはよかった。

 

昼食後はタージ・マハールガンジス川の次に楽しみにしていた世界遺産のフマユーン廟へ。タージ・マハールなどの、ムガル帝国の霊廟のデザインの基になったと言われている建造物です。

 

f:id:mizuochacha:20130505171537j:plain

入り口の門。

 

f:id:mizuochacha:20130505171137j:plain

へー、へー

 

 

 

f:id:mizuochacha:20130505172033j:plain

 

これがフマユーン廟。確かにタージ・マハールと似ています。

 

f:id:mizuochacha:20130505134446j:plain

うーん…iPhoneで撮った写真の方が綺麗だ…どんだけデジイチ撮影下手くそなんだ…

 

f:id:mizuochacha:20130505173036j:plain

中に入ってみます。

 

f:id:mizuochacha:20130505173220j:plain

至る所にお墓が。位の低い人は霊廟の外にお墓が設けられたらしいです。

ちなみにタージ・マハールもフマユーン廟もムガル帝国時代に建てられたもので、ムガル帝国イスラムの帝国のため、この時代の霊廟はイスラム教様式なので墓があり、実際にこの中に遺体が安置されています。インドの歴史ややこしすぎワロユーン廟

 

f:id:mizuochacha:20130505173449j:plain

建物内の墓はとても少なく、部屋ごとにポツンと墓があるという感じでした。

 

f:id:mizuochacha:20130505173656j:plain

多くて3つでしたね。

 

f:id:mizuochacha:20130505173927j:plain

なんでこの部屋の墓だけこんなガタガタに並べたんだろ?ま、まさか一番奥の墓を左にずらして位置を揃えると秘密のトビラが…!(もちろんやりませんしありません)

 

f:id:mizuochacha:20130505180514j:plain

外に出て周囲の建物も見て回ります。これもすごく細かい装飾が素敵でした。

 

f:id:mizuochacha:20130505175636j:plain

お、ここにもリスが。

 

f:id:mizuochacha:20130505181129j:plain

入り口まで戻るとさっきの犬が力尽きて寝ていました。

 

お次は世界最高のミナレット(礼拝時刻を知らせるのに使われる塔)、クトゥブ・ミナールへ。

 

f:id:mizuochacha:20130505185256j:plain

広々とした庭園の中に

 

f:id:mizuochacha:20130505184835j:plain

72.5mのどでかい塔がどーんとそびえていました。

1200年に建造されたもので、当初は100mほどあったのが天災などで少し崩れてしまったとのこと。崩れた今でも世界で一番高いミナレットらしいです。

 

f:id:mizuochacha:20130505184857j:plain

装飾もとても細かい。本当、インドは建築中を想像すると気の遠くなるような建物が多いなあ…

 

f:id:mizuochacha:20130505185910j:plain

周囲にも遺跡があるので探検。

 

トレンディドラマみたいなポーズ決めて写真とってるインド人を発見して勝手に写真を撮ろうとしたら、男女3人グループのインド人に声をかけられ、ヒンディー語で話されたのでよくわかりませんでしたが写真を撮って欲しいらしいのでOKしてカメラを受け取ろうとしたら、なんと私と一緒に写真を撮って欲しいという意味だったらしく、なぜかそのグループ1人ずつとの2ショット写真を撮られました。

お父さんと奥さんは爆笑しながら後ろから2ショット写真を撮りまくっていました。

 

今まで街を歩いてて「コンニチハー」「ナンデヤネーン」と話しかけられたことはありましたが写真はありませんでした。5日目にしてこの珍事。

ちょっと歩くと白人のおじさんとインド人で記念撮影している場面に遭遇して、珍しい外国人観光客と写真を撮りたがるインド人も結構いるのかなあと思いました。

 

f:id:mizuochacha:20130505191009j:plain

同じ施設内に、全く錆びない鉄塔もありました。ガイドさんは世界の七不思議に数えられているんだと言っていました。その場ではへ~こんな地味が塔がね~凄いや~と思っていましたが、後から調べてみると別に入っていませんでした…寧ろタージ・マハール入っててそっち教えてよ…

 

f:id:mizuochacha:20130505191214j:plain

こういうワクワクする回廊も十分堪能して、インド観光の全行程が終了。

 

カレーはもう2度と食べたくないし、生野菜もフルーツも食べられない、下痢するわ嘔吐するわガイドは適当だわで結構散々でしたが、いざ帰るとなると後ろ髪を引かれる思いです。だからと言ってじゃああと1週間いる?と言われたら全力でお断りしますが。

 

f:id:mizuochacha:20130505201039j:plain

旅行中お世話になった車にぶら下げられていたテディベアのキーホルダーともお別れです(興味ないけど)

 

f:id:mizuochacha:20130505195205j:plain

空港に到着し、ラウンジへ。

 

さあ出発までお酒飲むぞー(^^)と意気込んていたら、なんとエア・インディアのラウンジにはお酒が無い。ジュースしかない。軽食もカレーのみ…

お父さんたち曰く、ラウンジのお酒が無いのは初めてとのこと…。

 

フライトまであと3時間。しょうがないのでジュース飲みながらダラダラ話したり電子書籍読んだりして時間を潰しました。

 

f:id:mizuochacha:20130505215138j:plain

お酒我慢しながら待ってやっと搭乗。予定通り21時にフライトし、さっそくシャンパン飲みます。(おつまみ減ってるような…)

 

この頃には胃も回復傾向でしたが、まだ本調子ではなくシャンパン2杯しか飲めませんでした。しかしこの2杯がまた悪夢の引き金に…

 

夕食は、行きと同じく和食1種類とカレー3種から選べましたが、カレーなんか2度と食べるかと思うぐらい飽きているものの、エア・インディアの和食は劇的にまずいという噂を聞いていたので、諦めてカレーにしました。

 

f:id:mizuochacha:20130505224648j:plain

夕食についてたこのクリームチーズが美味しかった。どこかで見た牛だなと思ったら、ベルキューブのあいつでした。

 

夕食後、お父さんも奥さんもさすがに疲れがたまっていたらしく割りとすぐに就寝。

私も寝ようとしましたが、あれ…?結構気持ち悪いぞ…?

 

3時間後、耐え切れずトイレで食べたものをすべて戻しました。幸い添乗員もおらず(いいのか)ほとんどの人が寝ていてあまり気づかれませんでした。

 

その後も症状は落ち着かずまたほとんど眠れないまま朝に。

 

f:id:mizuochacha:20130506070554j:plain

 

朝食が出ましたが、マフィンをひとかじりでもうギブ…てかマフィンも激甘…

 

そうやってぐったりしながら飛行機を降り、無事帰国。

とてもインド臭い気がしたので、東京ドームシティのスパラクーアへ行って汚れを洗い落とし、施設内の足つぼマッサージでむくみきった足をメンテして、岩盤浴でたくさん汗をかいたら、徐々に体調も回復。

お昼に食べたおろしそばがとてつもなく美味しかった…

 

ラクーアでのんびりして、夕方頃にお父さんたちともお別れ。6月に一緒に帝劇でレ・ミゼラブル観る予定で、またすぐ会えるのでそんなに別れを惜しまずあっさり解散。最後まで2人ともピンピンしていてタフだなあと思いました。(って私もその夜友達と飲みに行ったんですが…)

 

こうして人生初のインド旅行は終わりました。

雑感その他もろもろについてはまた別記事で書きたいと思います。

とりあえず大きな事故もなく無事帰ってこれてよかったです。