Mizuoの日記

自由に思ったことを書いているブログです

2016年の目標

年が開けて1発目のエントリーは1年の目標を掲げるのが恒例だったんですが、なぜか今年は衝動に駆られてglobeトリビュートアルバムのレビューを書いてしまいました。

 

2月にもなって1年の目標公開するとか冬眠してたのかよ…って感じですが、去年の1発めのエントリが2月22日だったので今年は早いほうかなって開き直ってます。

 

今年の目標を掲げる前に昨年の目標を振り返ります。

昨年の目標は「自分に正直になる」でした。

このブログに記載す目標は大体定量的なものが多かったんですが、昨年は色々あってはじめて定性的な目標を掲げたのでした。

 

mizuochacha.hatenablog.jp

 

で、去年を振り返ってみたところ、十分正直になれた1年だったなと思いました。

 

自分がやりたいことはなんなのかを明らかにしたいと思って掲げた目標でしたが、正直になるために余計な雑念を取り払った結果、やりたいことが見えて、やりたいことだけやれた1年だった気がします。

昨年のエントリにも書いてましたが、やっぱり私は「自分が良いと思った情報を伝える」ことが1番楽しいし、1番やりたいことなんだなと昨年実感しました。

 

もちろんサラリーマンなので気の進まない仕事もやらなければいけない時もあります。でも、それが原因で大きな負担になるとか、ストレスフルになることもなかったので気にならなかったです。

 

ただ、やりたいことはできていたものの、レベル自体はめちゃくちゃ低いです。

伝えたい情報を最適な形で届けられてるとかといえばそうではない。届いて欲しい人達に届いているかといえばそうでもない。これじゃただの自己満足にしかならない。

 

なので今年は再び自分のスキルを磨くことに注力したいと思います。

磨くスキルは「ライティング能力」「編集力」「発信力」の3つに絞ります。

ライティング能力と編集力って、相互作用する力だと思うので同時並行すれば良い相乗効果が生まれるんではないかと思います。この2つはとにかく量をこなして質を追求します。

 

発信力についてはスキルじゃない気もしますが…。

今年から副編集長というポジションについたので、これから必要になるかなと思ってます。

このブログのPVも伸ばさないと…

 

定量的な目標も設定してるので、ブログに載せておきたいものを抜粋して記載しておきます。

 

・ブログは最低月2本更新(さっそく未達成…)

・ブログの月間PVを年末までに100,000に(現状20,000前後をウロウロ)

Twitterのフォロワー数10,000

・小説を月1冊読む

・ビジネス系書籍を月2冊読む

 

さっそく雲行きが怪しい感じがしますが、来年の年始めには清々しい気持ちで1年を振り返られるようにがんばります…。

 

このブログに関しては、去年3代目JSBのメンバー紹介シリーズが中途半端に終わってるのでとりあえずそちらを完結させたいと思います。

(好きなメンバー2トップの小林直己さんとNAOTOさんについて書いて満足しちゃったんでしょうね)

 

3代目関連の記事はPV的にもかなり貢献してくれてるので、その意味でもしっかり書き込んでSEOを強化しておきたいですねw

 

 

というわけで今年も1年宜しくお願いします。

 

『# globe20th -SPECIAL COVER BEST-』を聴いてみた感想

2015年12月に発売され、あらゆるところで流れまくってるglobeのトリビュートアルバム『# globe20th -SPECIAL COVER BEST-』。

参加アーティストはHYDEさん、浜崎さん、TRF倖田來未などglobeを聴いて育った世代が好きそうなアーティストをしっかり揃えつつ、梅田彩佳やAAAなどの若手もラインナップされてます。

 

01.DEPARTURES / HYDE
02.FACES PLACES / 木村カエラ
03.Joy to the love / AAA
04.Many Classic Moments / 浜崎あゆみ
05.Precious Memories / 坂本美雨
06.FACE / GReeeeN
07.Can't Stop Fallin' in Love / 當山みれい
08.FREEDOM / Da-iCE
09.Wanderin' Destiny / 倖田來未
10.Love again / 超特急
11.Anytime smokin' cigarette / hitomi
12.SWEET PAIN / lol -エルオーエル-
13.wanna Be A Dreammaker / TRF

14.Sa Yo Na Ra / 梅田彩佳(NMB48)

15.Feel Like dance (Piano Solo) / 小室哲哉

 

いやあ豪華です。globeの求心力の高さがなせるわざですね。

globe好きならとりあえず避けては通れないですよね。AppleMusicで落としてじっくり聴いてみたので、簡単に感想を書いてみたいと思います。

(「簡単に」と書きましたが結構長くなりました。6000字ぐらいあります。)

 

ちなみに、木村カエラの「FACES PLACES」とDa-iCEの「FREEDOM」はアルバム購入しないと聴けないらしく、AppleMusic、iTunesAmazonのMP3全て落とせませんでした。

楽曲的には引きがあるとは思うものの、なぜ敢えてこの2アーティストをアルバム限定にしたのか疑問が残ります。アルバム買わせたいんだったら浜崎さんとか選んだ方が良かったんじゃないか…。

私はこれだけのためにアルバムを買おうとは思いませんでした。サンプル聴けるし、サンプル聴いただけで良いかなと思ったし…

 

なので、今回は木村カエラDa-iCE版を抜いた13曲の感想です。

 

 

01.DEPARTURES / HYDE


HYDE / 「DEPARTURES(#globe20th -SPECIAL COVER BEST-)」

(個人的に気に入った曲だけサンプルを貼り付けていきます。全曲貼ると重くなっちゃうので)

 

HYDEさんが!!DEPARTURESを!!HYDEさんが!!

最高です。もう何も言うことないです。HYDEさんの持ち曲のように完璧にハマっています。てかHYDEさんが女性ものの歌を歌うとめちゃくちゃセクシーですね!いつにも増して色気がハンパないです。

 

強いて言えば、HYDEさんの艶やかな声を引き立てるためにもうちょっとストリングス入れて音厚めにしてゴージャスなアレンジにしたらよかったかなと思うぐらい。

 

globeの最大のヒット曲であり、最も思い入れがあるであろうこの曲は、小室さん直々にHYDEさんに歌ってほしいと依頼したそうです。ピアノとしても参加してます。

全然畑違いに見えたラルクと小室さんがこんなかたちで共演するなんて…(泣)

 

mdpr.jp

03.Joy to the love / AAA

AAAのカバー。原曲と大きく変わったと思える点はほぼないですね。割りと忠実です。

原曲とほぼ変わらない=ボーカルの歌唱力の差が浮き彫りになっちゃうんですが、声の伸びや力強さ、インパクトはKEIKOの方がはるかに上なわけで正直劣化版と思ってしまいます…

ラップ部分は歌詞変えたんですがなんで変えたんだろ?必要性がわかりませんでした。

AAA云々じゃなく単純にアレンジが微妙だと思ってしまいました。

 

04.Many Classic Moments / 浜崎あゆみ

最近EDMづいてる浜崎さん(と勝手に思っている)。

去年、宇多田さんのトリビュートアルバム内で「 Movin' on without you」を大胆にEDMにアレンジして話題になってました。

 


浜崎あゆみ / Movin' on without you(4/8 Release DVD/BD「COUNTDOWN LIVE 2014-2015 A Cirque de Minuit」)

 

今回も、globeの中でもEDM色の強いこの曲を担当。浜崎さんが選んでるのかどうかは知りませんが最近の流れだとこの曲が合ってるのではないかと思います。

アレンジはほぼ原曲通りですが結構ゴリゴリしてる部分が増えて、良くも悪くも今どきのクラブ曲みたいに仕上がってます。(間奏なんかもろチャラいクラブでかかってそう)

原曲の、時代にとらわれない普遍性は削ぎ落とされてしまったような…

まあでも気分あげたい時にはアリだと思います。

05.Precious Memories / 坂本美雨

教授の娘さんである歌手坂本美雨が、globeのファーストアルバムであり、最強のアルバムである「globe」に収録されている名バラード「Precious Memories 」を担当しました。

正直坂本美雨は興味ないのでなんとも言えないですね…あんま声と曲が合ってないような…

なんだろこのマッチしてない感、こう、嵐の曲を聖歌隊風に歌ってしまっているような…

 

 


劇団ひとり - コント「ジャニーズ面接」

 

もちろん↑ほどおかしくはないんですが個人的にはあんまりでした。

凄く癒される声質だと思うので、もっとしっとりしたアレンジなら良かったんじゃないかなあと思います。

06.FACE / GReeeeN


GReeeeN / 「FACE (#globe20th -SPECIAL COVER BEST-)」

これは酷すぎたので載せときます。

GReeeeNのペラペラな歌詞や曲が昔から大嫌いだったので、嫌いフィルターが多大にかかった感想となります。)

 

参加アーティスト一覧観て、「GReeeeN」の名前見つけた瞬間にとんでもない不安を覚えました。

恐る恐る曲名を見てみると…

 

「FACE」…!!!!!!!!!!

 

どうなんだ、個人的に大好きで思い入れのあるFACEはどんな風に仕上がっているんだ、いやこのラインナップの中でなら意外と良いアレンジになってるかも…

 

と淡い期待を抱いた私がバカでした。

もう…ひどい…

 

まずイントロ。んん…声が重ねられてるな?KEIKOの声に被せてるな?本当にただかぶせただけでカラオケのガイドボーカルのようです。

しかもイントロの見せ場である美しいピアノソロを中途半端に簡略化しやがった。それはアレンジではなくて手抜きです!!!!!!

 

そこから微妙に音を外した耳障りな高音スキャットを乗り越えてAメロが始まると…

あれ?…KEIKOしか歌ってない…ああ途中からGReeeeNのボーカル入ってきた…ていうかなに、ガイドボーカルないと歌えないの?

サビなんかKEIKOの声メインになってるし…

ラップも酷いよ。下手くそすぎるよ。下手なくせに変にアレンジしてんじゃねえよ。リズム感って知ってますか?

最近うちの会社に入社してきたエンジニア兼ラッパーの人の方が数億倍上手いよ。なんならそのラッパーに触発されて最近ラップ始めたエンジニアの方が上手いよ。

 

www.youtube.com

 

後半はようやくGReeeeNのボーカルが表に出てきてますがガイドボーカル付きには変わりなく…

 

劣化とか、原曲レイプとかそれどころじゃない仕上がりになっておりました。

極めつけは、公式サイトに寄せられていたコメント。

 

公式サイトには今回参加したアーティスト全員のコメントが記載されているのですが、皆さん結構思い入れがあるようでしっかりしたそれなりの長さのコメントを残しています。

avex.jp

 

例えば、並々ならぬ怨念を感じるカバーを披露してくれた倖田來未(後述)。

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HYDEさんは短いですが思いが伝わってくるようです。

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(贔屓目かもですが楽曲の仕上がりがすばらしいので良いです。)

 

 

そしてGReeeeNはというと…

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…(゚Д゚)ハァ?…

これ以上ないくらい月並みでテンプレ感満載のコメント…

もうちょっと考えろよ…むしろなんでこれでOK出たんだよ…

 

このコメント見た瞬間、彼らには全然思い入れが無いことがわかってむしろ安心しました。

思い入れが無いからこそあんな仕上がりになったんですのね。

 

 

07.Can't Stop Fallin' in Love / 當山みれい

當山みれいって全く知らなかったんですが、98年生まれの現役女子高生ダンサーソングライターらしいです。

98年生まれということは…Can't Stop Fallin' in Love がリリースされて爆発的に売れてた時代には生まれてない…!!

時代の流れが早すぎて恐ろしいです。

 

とても17歳の女子高生とは思えない歌唱力を持ってるし、声にも艶があります。

でも…やっぱKEIKOには敵わない。

割りと原曲どおりだったのでそう思いましたが、今回の場合はダンスチューンに仕上げてもよかったんじゃないかな?と思いました。

彼女のシングルとかを聴いてるとEDM系の曲と相性良さそうな感じがしたので、原曲通り、しっとりめに歌い上げるよりかはもっとアップテンポにして 當山みれい色に染めてしまったらいいのになーと思いました。

 

09.Wanderin' Destiny / 倖田來未


倖田來未 / 「Wanderin’ Destiny (#globe20th -SPECIAL COVER BEST-)」

 

え…倖田來未がWanderin' Destinyか~なんか変にアレンジされてないといいな~と思ってたんですが、これは良い意味で大きく裏切られました。

 

まず1つ、パフォーマンスのインパクトが強すぎて忘れがちですが、倖田來未って歌唱力が抜群なんですよね。

その歌唱力に加え、恋愛体質なのかなんなのか、しっとり系の恋愛バラードでは恐ろしいほどの怨念を発揮していた彼女がWanderin' Destiny (結構ストーカーちっくな歌詞です。実際、ストーカーを題材にしたドラマの主題歌だったと思います。)を歌うとどうなるでしょう。実際聴いてみることをオススメします。

 

そんな彼女の怨念をサポートするようにアレンジもかんなり重厚で壮大です。重々しいです。今回のアルバムの中で1番暗いアレンジなんではないでしょうか。

 

先ほど紹介したコメントにも書かれてましたが、倖田來未自らこの曲をチョイスしたらしいです。確かに倖田來未が歌うならこの曲なのかな…と思わざるを得ない仕上がりでした。

 

10.Love again / 超特急

超特急…?韓国のアイドルかな…?(超新星

ぐらいにまったく知らなかったんですが、ももクロの後輩…?なんですかね…?

 

Love againは原曲の完成度がとても高いと思ってるのでそこからどうアレンジするのかなと思ったら、やはりちょっとエレクトロ色を強めた感じになってました。

うーん原曲の方が浮遊感とワクワク感があって好きかな…

 

11.Anytime smokin' cigarette / hitomi


hitomi / 「Anytime smokin’ cigarette (#globe20th -SPECIAL COVER BEST-)」

 

これは聴く前からハマると思ってました。

Anytime smokin' cigaretteはなんだろ、すれてて蓮っ葉だけど芯が強そう(でも弱い)な女性が描かれてると思うんですが、hitomi本人がそんな女性かどうかはどうでもよくて、彼女の歌声はそういう女性を描くのにぴったりな気がするんですよね。

 

原曲ほど緩急はなく、全体にサラッとした軽めのアレンジになってますがそれもすごくhitomiに合ってると思います。なんか、原曲が革ジャンに革パン、黒グラサンに赤リップつけたKEIKOがタバコ吸いながら歌ってる感じだとすると、hitomiはTシャツにデニムを着てラフに歌ってる感じです。

でもどっちもオープンカーには乗ってるイメージですね。

 

12.SWEET PAIN / lol -エルオーエル-

え、エルオーエルとは…?

調べてみたら2014年に結成されたavexの5人組のアーティストらしいです。

それぞれが何を担当してるのか公式サイト見てもよくわかんなかったんですが、ポストAAAみたいな感じなんでしょうか…?

 

曲はとてもavexらしい、ポップスとEDMをかけ合わせた仕上がりになってます。

ラップ部分がかなりアレンジされてましたが、今回のは結構カッコイイと思いました。

 

13.wanna Be A Dreammaker / TRF


TRF / 「wanna Be A Dreammaker(#globe20th -SPECIAL COVER BEST-)」

 

お!TRFがwanna Be A Dreammakerをカバーするということは、さぞかしアゲアゲなダンスチューンが出てくるんだろうなあ(´∀`)ワクワク

と思いきや。倖田來未よりも良い方向で大きく裏切られました。

 

暗~いストリングスから始まり、スパっとYUKIさんのボーカルが入ってきます。

まるで別の曲のよう。

全編通して原曲には使われてないストリングスが目立ってますが、メロディがとても美しくて引き込まれます。

1回目のサビ後からギターリフが入って少しロック調に。

音が厚くなってダイナミックに変化していき、後半から終盤までの盛り上がりは圧巻の一言です。

とても壮大なミュージックをバックにYUKIさんが貫禄ある歌声を披露しています。

いや、カッコイイです。HYDEさんのDEPARTURESの次に好きです。

 

14.Sa Yo Na Ra / 梅田彩佳(NMB48)

梅田彩佳…?あ、NMB…お、おう…という感じです…

歌い方がとても可愛いのでアイドル曲にしか聴こえません…これはこれでいいのかな…

Sa Yo Na Raはglobeの中でも比較的可愛い曲ですしね…

 

しかしTRFの後に来るのは可哀想かも…

 

15.Feel Like dance (Piano Solo) / 小室哲哉

最後は小室さんのしっとりピアノソロで締めです。

泣けてきます。

 

 

結論:概ね良かった

ザーッと書いてきましたが、個人的には、極上が2曲(HYDEさん、TRF)、良曲が2曲(倖田來未、hitomi)という感じです。

 

思わぬ良曲がザクザクあるし、(GReeeeN以外は)普通に楽しく聴けるし、良いアルバムなのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

SHINee - Married To The Music

SHINeeの先月出てた新曲がすごくかっこよかったので紹介します。

最近ちょっと離れてたんですがまたSHINee熱復活しそうです。

 


SHINee 샤이니_Married To The Music_Music Video ...

 

MVは完全にハロウィンを意識してます。80年代のアメリカのホラー映画ぽい雰囲気が出てて結構好きです。

Keyの首が吹っ飛んだりテミンの目玉が飛び出したりオニュの鼻がもがれたりジョンヒョンの唇が(文字通り)奪われたり、ノリノリで歌っていたミノは顔におもいっきり炎を浴びせられ…という結構ショッキングな映像を非常にポップに見せてくれてます。

 

曲自体はかなり洋楽っぽいですよね。90年代ぐらい?のちょっと懐かしい感じです。

K-POP全体が洋楽寄りになってきてますが、SHINeeは特にその傾向が強いように感じます。

 

K-POPって昔はゴリゴリのダンスミュージックをベースに、頭にこびりつくようなキャッチーなフレーズを何度も繰り返すっていう感じだったと思うんですが、(PSYとかはその極みだった)最近は洗練されてきてて嬉しいようなちょっと寂しいような…

ていうかSHINeeはそういういかにもK-POP的な曲は最初からあまりなかったかもしれませんね。もともと洋楽っぽかったのがより強化されてきたような。

強いていえば「RingDingDong」とかK-POPぽい…?

 


SHINee(샤이니) _ RingDingDong(링딩동) _ ...

翼がよくお似合いですミノさん

 

 

 

「Married To The Music」の話に戻ります。通常版のMVも面白いんですが、やっぱり彼らのダンスをじっくり堪能できるダンスバージョンの方が個人的には見応えあります。

 


SHINee 샤이니_Married To The Music_Performance ...

 

毎度のことながら服装・ヘアスタイル共にえらいぶっとんでますが、突っ込みいれるなんて野暮なことはもうしません。ジョンヒョンが変なちょんまげしてても、オニュがガソリンスタンドの店員さんみたいなのでも良いんです。

これは舞台衣装なんだから、ダサいとかオシャレとかそんな次元で語ることがナンセンスだと気付きました。

 

ただ、Keyはおしゃれに着こなしてるなあと思います。爆発ヘアに左右色の違うジャケット、白ラインの入ったスウェットぽいアンクル丈のパンツに白靴下というとんでもなく上級者向けの服装をしてますが、なんかおしゃれに見えます。

ていうかKeyってどんな格好しても大体オシャレに着こなしちゃう印象があるのですが、秘訣は姿勢の正しさなのかなと最近思います。

 

(そういえば、皆一応ジャケット+パンツってところは統一してるのになぜジョンヒョンだけこじらせた浪人生みたいな格好してるんでしょうか。SHINeeってなぜか1人だけ明らかに主旨の違う衣装着てることが多いですが敢えての戦略なんでしょうか…いやそんなことに突っ込むのはナンセンスだった)

 

最初は衣装が気になってしょうがないですが、開始30秒ぐらいで彼らのダンスに釘付けになるはずです。

SHINeeのダンス技術の向上は目を見張るものがあります。

特にテミン君。元々とても柔軟性が高かったのですが、よりしなやかな動きになってます。

 

テミン君の柔軟性(というかキレ具合)が顕著になってるのが1:07あたりから始まるKeyがメインボーカルのサビの部分です。

 

f:id:mizuochacha:20150923210242p:plain

この部分。

 

1拍おきに足の向きを左右に切り変えるんですが、よーく見なくてもわかるぐらい、テミン君の足がよく動いてます。

他のメンバーは踵をほぼ固定してつま先の向きだけを変えているのに対し、テミン君はしっかり足を閉じてそこから瞬時に足を開いて向きを変えています。

しかも足をしっかり閉じているのにも関わらず、開き具合は1番という…

バックダンサーの動きを見てる分には、多分テミン君の動きが正しいのでしょう。

歌いながらバックダンサーと同じ動きしちゃうストイックさ、本当に素晴らしいと思います。

(ジョンヒョンも頑張ってるけどテミン君には及ばず)

 

テミン君が以前にも増して突出した感がありますが、勿論他のメンバーのダンス技術も向上してます。

この曲のダンスの難易度も相当高いと思われます。

SHINeeは「LUCIFER」パフォーマンスが評価されて一気にのし上がった感がありますが、「LUCIFER」とは比べ物にならないくらいよく動いてます。

 


SHINee(샤이니) _ LUCIFER (Only Dance Ver.) - YouTube

いやしかし…この時も相当キレッキレだし、皆の動き揃ってる感がハンパないですね…

 

 

「Married To The Music」はダンスの難易度が異常に高くて、これはライブで歌うことを放棄したのかな?と思ってしまうような節がところどころありました。

例えば、1:31あたりのオニュのソロのところ。

おもいっきりオニュがメインで歌ってるのに、バックダンサーに両手両足を支えられてグイーンとグラインドしてます。

こんな体勢で安定して歌えるのか…?と一抹の不安がよぎるレベルです。

 

と思ったのでライブ版検索してみました。


[HOT] SHINee - Married To The Music, 샤이니 - 메 ...

 

これは結構声にブレがあったりするので生歌っぽいんですが、オニュはグラインドしながら普通に歌ってます。

あの部分だけ音源に切り替えた可能性もありますが、もうそんな詮索してもしょうがないですね。純粋に、この曲を踊りながら歌ってるのすごいです。

 

SHINeeって一応アイドルグループですが、自分たちの価値はルックスだけでなく歌唱力、ダンス技術だということをしっかり理解しているから、その2つをひたすら鍛錬して磨き上げてますよね。その姿勢は本当に素晴らしいと思います。そして実際に短期間で劇的に技術が向上していくので見るたびに驚かされます。

SHINeeのそういうところが好きだったんだと、このMVを見て思い出したのでした。

 

 

 

遡って検索してたら、今年3月に出てた↓の曲もかっこよかったので貼っておきます。


SHINee Your Number DANCE VERSION(black) - YouTube

 

 

 SHINeeの過去記事も良かったらどうぞ

mizuochacha.hatenablog.jp

 

mizuochacha.hatenablog.jp

 

mizuochacha.hatenablog.jp

 

 

 

 

実写版「進撃の巨人 」悔いなき感想(詳細なネタバレあり)Vol.2

ちょっと間が空いてしまいましたが、実写版「進撃の巨人」の感想第二弾いきます。

前回は超大型巨人が襲来して街が破壊しつくされたところまで書いたので、今回はそこから2年後の、エレンたちが調査兵団に入隊したところからいきます。

 

前回まではこちら

mizuochacha.hatenablog.jp

 

エレンとアルミン、調査兵団に入隊(他のメンバーも初登場)

2年後、エレンとアルミンは調査兵団に入団しました。

(ミカサは死んだことになってます)

調査兵団に入る直前、兵士たちは家族との別れの挨拶をするわけですが、そこでサシャ初登場。会話を聞く限りではサシャをお金目的で調査兵団に売り飛ばし、子供との別れよりお金にしか目がいかないようなクズそのものな親でしたが…なんか、わざわざそんなクズ親設定にする必要ありました?ってかんじでした。

(原作のサシャの親は聡明で愛情深い人だったと思うんですが…)

 

サシャだけではなく、他の家族もなんかワケありっぽい雰囲気を出してました。いいじゃんそこは純粋に別れ惜しむかんじで…

 

あとジャンも登場します。エレンと喧嘩が絶えない仲なのは原作通りですが、その内容が本当に酷い。ちょっと知識ついてきた小学5年生が言ってるような下ネタの応酬。(しかもかなり下品)

原作では双方の言い分がまあ確かに一理あるなって思えるんですが、この喧嘩のシーンからはエレンもジャンもクズだな…という感想しか生まれませんでした。

 

調査兵団は、超大型巨人によって破壊された門を塞ぐための作戦を立案し、さあこれから実行に移すぞという時のようです。

 

その作戦というのが、穴の空いた壁の上部を破壊し、その瓦礫によって穴を塞ぐというものなんですが…え、マジですか…?

・壁の上部を破壊したらその部分だけ低くなっちゃうから巨人乗り越えてくる可能性あるのでは?

・両側の壁大丈夫?

・ていうか巨人がウロウロしているなかそんな高いところにどうやって爆弾仕込むの?

 

謎は尽きません。謎っていうか、個人的にはキチガイみたいな発案だなと思ったんですが、調査兵団の方たちは誰もそんなふうには感じなかったようです。

(頭脳派のアルミンも、サシャに得意気に作戦内容を話してましたしね…)

 

作戦開始(早々に崩壊)

 

そしていよいよ作戦決行。石原さとみ演じるハンジが指揮を取り、壁外に飛び出します。

出発時、夜間であれば巨人は活動しないけど、人の声には反応するからできるだけ声を上げるな、と注意を受けますが、これ完全に「絶対に声出すなよ!絶対だからな!」というウエシマ的な前振りにしか聞こえません。まあ案の定前振りだったわけですが。

 

ある地点まで行ければ安全だから、そこまではしっかり進むぞ!と意気込んで兵士たちを乗せたトラックが進みます。(実写版では自動車が出てきてました。)

 

へー、壁外なのに安全な場所ってあるんだ~何を根拠に安全なのかなあと思いながら彼らの行軍を見守っていると、不審な音が。周囲を確認するため兵士たちは下車し、周囲を確認しながらゆっくり進みます。

いや、そこ普通に車で突っ切れよ…と思っていると、ヒアナという実写オリジナルキャラクターが「赤ちゃんが泣いてる…助けなきゃ…」と言い残し、フラフラと廃墟の中へ。

もちろん、巨人に蹂躙されて2年経った壁外に赤ちゃんなどいるわけがありません。

心霊スポットに行ったら霊感あるアピールしたいがために「なんか体調悪くなってきちゃった…」「超寒いんだけど…」「今赤ん坊の泣き声聞こえたよね?私だけ!?」てきなこと言っちゃう系の女かとうんざり…

そんなヒアナを心配してエレンもついていきます。(エレンはこういう女にひっかかっちゃうタイプか…)

廃墟の中を進むと確かに赤ちゃんの泣き声が聞こえてきます。どこだどこだと探していたら、なんと赤ん坊の巨人が登場!

逃げ惑うエレンとイルナ、そしてこいつらのせいで他の巨人を起こしてしまい、調査兵団が襲撃されてしまいます。

 

皆逃げ惑い、それなりに応戦するなかで、実写オリジナルのサンナギという体格の良い(デブと言っても差し支えない)男性が、なんと斧を使って巨人の腱を切り、転倒させるという戦いを披露しています。

へー、巨人の方が足早そうだし、巨人の足元うろちょろしてたらすぐ食われそうだけどそんなことはないんだ、あと転倒させただけじゃ巨人死なないからあくまでサポートに徹するんだ、とか思ってたら、なんと巨人を投げ飛ばすではありませんか。

原作の設定では巨人てすご軽いらしいので投げ飛ばすことも不可能ではないかもしれません。しれませんが、投げ飛ばしたところで巨人は死にません。なぜ投げ飛ばす必要があったのかわかりませんが、とりあえずサンナギは勇猛な兵士だなというのはわかりました。

 

もうヤバい、ダメかと思った時、噂のシキシマ隊長とミカサが登場。立体機動装置を駆使し、鮮やかに巨人を屠っていきます。

しかし…立体機動装置の描写、合成感がハンパ無かった…スパイダーマンの映画のように、本当にNYの街を飛び回ってるようなあの浮遊感は一切体験することはできませんでした…

 

つかの間の休息(ストレス的ハイライト)

シキシマ班の活躍でなんとか切り抜けたものの、多数の兵士たちが食われてしまいました。

休息地点にたどりついた時、ジャンがエレンに向かって「お前らが余計なことしなければこんなことにはならなかったんだ!」的な感じで激昂しますが、いやほんとそのとおりよね。同情の余地ないわ。

 

そして死んだと思ってたミカサと再開を果たしたエレン(とアルミン。存在感薄い)。

エレンは感慨深そうにしてましたがミカサは無視。えっそこまで冷たくしなくても良くない?赤の他人じゃないんだから…ってぐらい冷ややかです。

 

なぜそんなに冷ややかなのか。

2年前、ミカサは巨人に襲われた際に腹部を損傷し、抱きしめていた赤ちゃんもどうやら食べられてしまったようです。それを全体的にエレンのせいにしているようです。

(八つ当たり感が否めない)

「世界は残酷」と言い放ち立ち去るミカサ。

 

その様子を見ていたシキシマ隊長がエレンを呼び出し、林檎をかじりながらよくわからない厨二病発言を連発します。

ていうか、林檎をドヤ顔でかじるのやめて…いつの時代の演出だよ…

 

その後、何故かミカサがピアノを弾いているシーンに。

まあ廃墟の中にあるピアノだから当然かもしれないのですが、ピッチが合ってない非常に不快な音が奏でられ、私のストヘス区…じゃなかった、ストレスは最高潮に。

 

ミカサとエレンでなんか話してた気がしますが、そこに再びシキシマ登場。明らかにミカサとただならぬ関係にあることをアピールしてきます(もちろん林檎を使って)。それを見たエレン絶叫。(奇遇だね!私もあなたたちのクズぶりに耐えきれなくて絶叫しようとしてたところだよ!)

 

傷心のエレンに、例の、霊感あるフリして周りの気を引きたい女、ヒアナが現れ、エレンを少し離れた廃墟に連れ出します。

 

廃墟に潜り込むと、なんと行為に及んでいるカップルが!

結構すぐ横にエレンとヒアナがいるんですが「ここなら誰にも見つからない」とか言っちゃってます。お前ら本当に兵士かいな…

 

そんなカップルを横目に、なぜかヒアナもそういうモードになってしまったのかいきなり自分の胸をはだけさせ、「子持ちはいや?」と言いながらエレンの手をぐいっと引っ張って揉ませるという奇行に及びます。

「子持ちはいや?」て…今はそこ問題じゃねえよ!

と思った矢先に巨人に見つかってしまい、あっさりと食われてしまうヒアナ。

 

…はあ…死亡フラグは観客に感情移入させるために立てるものなんだから、もうちょっと共感できるような、同情できるようなエピソード入れることはできなかったのかね…

 

安全だと思われていた休息地点はやはり全然安全ではなかったようです。

巨人が大量に群がってきてあっという間に大ピンチに。

 

終盤のエレンゲリオンVS巨人の描写は結構エキサイティング

この辺りから少しずつ原作に近い描写が出てきます。

シキシマにけしかけられたエレンは立体機動装置を使い、果敢に巨人の群れに飛び込んでいきます。しかし立体機動装置を上手く使えないため、まず左足を食われ、そのごアルミンを助けようとしてアルミンの代わりに巨人の口の中に滑り込み、巨人の歯で右手を切断されます。

 

そこから覚醒してエレンゲリオンになり、巨人を次々と駆逐するんですが、そのへんはかなり興奮しました。

映画を見て蓄積された怒りを一心に受けたエレンが、その怒りを巨人にぶちまけてるんじゃないかと錯覚してしまうような爽快感。

原作では、初めてエレンゲリオンの戦闘をみたミカサが「人類の怒りが体現されたかのように見え」て高揚したと言ってますが、実写版は観客の怒りを体現することで原作のミカサの高揚感を追体験できるようになってます!( ゚Д゚ノノ☆パチパチパチパチ

 

エレンゲリオンは一般巨人とくらべてかなり精巧に作られていたので結構かっこよかったです。やっぱり映画だと巨人VS巨人のダイナミックな戦闘が映えますね。

 

ひと通り巨人倒して朽ち果てた巨人の中からエレンが出てきてソウダが適当に巨人の仕組みをネタバレさせてドタバタしながら映画は終了。

 

 

 

とまあ、ラストのエレンゲリオン戦以外はとんでもなくストレスフルな映画でした。

後編ももう少しで公開ですね…次もほぼ確実もストレスが溜まる展開になりそうですが、進撃の巨人ファンとしては観ておかなければならないという無駄な使命感に駆られているので多分観に行きます。映画館で観ないとつまんなそうだし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実写版「進撃の巨人 」悔いなき感想(詳細なネタバレあり)Vol.1

 

今日、会社帰りに8月1日に公開された実写版「進撃の巨人」観てきました。

以前にこんな↓エントリー書いてるぐらい、私は進撃の巨人が好きです。

 

進撃の巨人をまだ読んでいない2千年後の君へ

進撃の巨人をまだ読んでない二千年後の君へ - 人の目を気にしながら生きる

 

アニメ版も面白かったですがやっぱり原作。
絵は下手だし設定にいろんな綻びはあるものの、諌山先生の哲学が詰まったあのストーリーには何度も感動させられました。

実写版の評判は知っていたしなんならネタバレブログ読みまくっていましたが、8月9日に発売されたコミック最新巻を読んで気分を盛り上げ、淡い期待を持って観賞してきました。

結果、淡い期待は微塵も残らず駆逐され、色んな意味で涙が止まらない仕上がりとなっていました。
途中で「もうやめてぇええええ」と叫びたくなるシーンが満載です。

 

振り上げた拳をどこに落とせばいいかわからない、そんな心持ちになってしまったのでとりあえずここで発散してみようかと思います。

以下、めっちゃネタバレしてるのでまだ観てない人は読まないで…と言いたいところですが、個人的には別に読んでも問題ないと思います。私自身、事前にネタバレブログ読んで観賞しましたが全然関係なかったんですよね。
他のブログでも散々書かれてますが、この映画はストーリーを追うものではありません。
ストーリー以外の部分には魅力はあったと思います。その辺も余すことなく、沸き起こった感情を悔いのないよう記憶のある限り書いていきます。

 

1.巨人襲撃前


エレンがただのクズ野郎に成り下がっていた

1番ショッキングだったのは、エレンの人格がかなり変えられていたところでした。巨人襲撃前のクズさと言ったらもう…
 
 

冒頭、エレンたちの住む街の生活の様子が描かれます。
本郷奏多演じるアルミンと、水原希子演じるミカサは普通に働いているようです。
原作よりも年齢が上なのでまあそうなんだろうなって感じです。

いつも通り働いているアルミンの元に、またエレンがやらかしたみたいな知らせが入ってきます。あいつまたかよ…ってな具合で、アルミンはミカサを引き連れ、エレンがいるであろう草原に行くと、案の定、そこには不発弾の上に佇むエレンが遠くを見つめていたのでした…

まずもうこの時点で違和感ありまくりです。
エレンの登場シーンの厨二病臭さといったら!!
ケンカして仕事クビになって草原にポツンと佇む青年…(´;ω;`)
(しかし、その後出てくるシキシマ隊長の圧倒的厨二病オーラを前にしては霞むレベルです)

 

ていうか不発弾の上に登るとか狂気の沙汰としか思えません。挙げ句の果てにはアルミンとミカサを脅かす為に「ガンッ!」と蹴りを入れています。

「びびってんじゃねえよw不発弾だぞ?」

…これは正真正銘の死に急ぎ野郎だ…

 

登場シーンは厨二病でしたが、喋り始めたらただのクズ野郎でした。

エレンはどうやら仕事に就いてもすぐクビになるらしく、もう後がないぐらいヤバい状況になってるっぽいのです。
そんなエレンから飛び出た言葉は
「お前らこんなところで終わっていいのかよ」
「内地に行けば贅沢な暮らしが待ってる」
「それか…壁の外はどうだ!巨人なんか100年も現れてないんだからいるわけない。もしかしたら壁の外は楽園かもしれない!」
(うろ覚えですが大体こんなようなこと言ってました…)

なんでしょう、ダメな人の典型というか…自分が今こんななのは全部環境のせいだと言わんばかりです。
全部周りのせいにして普段の仕事もロクにできないような奴は内地に行こうが壁の外に行こうが大して変わらんだろうなあという感じがヒシヒシと伝わってきました。
東洋経済やダイヤモンドなどのビジネス系のメディアからは総叩きにされそうな青年です。

ていうか…エレンそういう設定でいいの?
平和ボケしないで、どこまでも自由を求める強い意志を持ったエレンはいずこ…?そこって進撃の核になるところではないの…?

アルミンは頭脳派…?

エレンの詭弁に真摯に耳を傾ける心優しき友人アルミンは、エレンが登っていた不発弾に、絵が描かれているのを発見しました。
アルミンは「これは…海だ!やっぱり実在したんだ!」とか言ってましたが、その絵というのが…何故か赤いビキニを着た女がどーんと描かれており、背景が青いのでまあ泳いでるんだろうなというのが想像できるぐらいの代物です。

…え、アルミンさん、なんでこの情報だけで海って判断したの?川でも池でもなくなんで海って判断したの?根拠は?

もし彼が会社員だったら、上司からはこんな風に詰められていたでしょう。

アルミンはエルヴィンやハンジに次ぐ頭脳派として大活躍するわけですが、実写版ではそういう役割はあんまりないのかな…

自分の都合のいいように情報を解釈する彼もまた、東洋経済やダイヤモンドからは真っ先に叩かれるでしょう。

アルミンも壁の外の世界に強い憧れを抱いているんだよってことをアピールするための一幕だとは思いますが、もうちょっと上手い見せ方あったでしょう…

 

ミカサはイマドキなゆるふわ系女子だった

エレンとアルミンのキャラ設定にめちゃくちゃへこまされましたが、ミカサはどうだったかというと案の定へこまされました。

なんか、なんと言えばいいのか…薄い…ただの可愛らしい女の子でしかない…

厨二病でヒモ男な将来しか見えないエレンに言い寄られて、悪い気はしてなさそうなミカサは、寿退社を目指すゆるふわ系女子そのものでした。

覚醒後はミカサっぽい雰囲気は出してたもののちょっとちがう…(後述します)

 

超大型巨人襲来 

超大型巨人と一般巨人のクオリティの落差


そして、エレンの思いつきで壁際まで来てしまった3人。

エレンは本気で壁を登って越えようとしてましたが…え、どうやって登ろうと思ってたの?登るための道具持ってた?持ってないよね…?ボルダリングみたいに都合よく掴める岩とかないよ?

3人が壁際でちんたらしてたら兵隊に見つかって怒られてしまいます。そこに、ピエール瀧演じる「嘆きの先導者:ソウダ」が登場。(原作だとハンネスさんみたいな立ち位置かと思いきやもうちょっと色々兼ねてるっぽい)
いよいよ壁外調査が始まるから、エレン行ってみろよと伝えます。
喜ぶエレンは、ミカサをまっすぐ見つめました。
恐らく一緒に行ってくれないかと言おうとしてたとおもんですが、隣にいる(親友であるはずの)アルミンは無視です。ついさっき壁外への憧れアピールしたのにね。ほわー(^O^)

そしてエレンが「ミカサ…!!」と言いかけた時、突如地響きが。
短い地震が連続して響いて、明らかに不穏な空気に包まれ、エレンたちの真上に超大型巨人登場。
壁が壊され、破壊された壁の破片が飛び交い、街中はあっという間にパニックに陥ります。

この辺の演出は、さすが特撮出身の監督が撮ってるだけに、突然日常が崩壊した絶望感やパニック状態の人間の怖さが上手く演出されていたと思います。

進撃の巨人の象徴とも言える超大型巨人も素晴らしいクオリティだったと思います。

フルCGではなく、実際に人形を作って、顔の表情や指1本1本を複数人のスタッフで操作して、あのような臨場感ある仕上がりに持っていったと。

(しかし…あんなに壁際にいたエレンたちが逃げられるのはちょっと無理ありすぎでは…とも思う)

一方で、一般巨人のクオリティが…

人間が演じているからしょうがないのかもしれませんが、巨人ていうか「人間」でした。特殊メイクしたり人間の身体とは違った感じを出そうともしてましたが、やっぱり元が人間だとなあ…

進撃に出てくる巨人の怖さって、なんとも言えない不気味さが結構大きな要因だと思っていて。

意思が読み取れない呆けた表情、比率が完全におかしい体型など、自分たちと大枠は似てるけど何かが決定的に違うと感じさせる要素がかなり薄かったと思います。人間を食い殺すシーンは良くも悪くもB級映画のようでした。

 

エレンの強靭な意志が生まれるきっかけが…

大混乱のなか、エレンとミカサはしっかり離れずに逃げていたのですが、赤ん坊を抱えた女性が転倒し、なかなか起き上がることができない様子を見てミカサが助けなきゃ…と言うと、エレンが代わりに女性を介抱します(それまでの言動から、エレンは自分の身を挺してまで人助けするような人間とは思えないので白々しさが漂います)。

しかし赤ん坊は取り残されたまま。ミカサは赤ん坊を守るように抱え、その場にうずくまってしまいます。

エレンは人の波に逆らえず、謎の建物(特段頑丈そうでもないのに「ここに入れば安心!」てな勢いで人々がなだれ込んだ木造の建物)に押し込められてしまいます。

外には巨人。ミカサは動けない。外に出ようとすると「扉開けたらぶっ殺す」と言わんばかりにガンを飛ばしてくる周囲の人々。

目の前にいるミカサを助けられないという悔しさともどかしさを感じるエレン。

これ原作で言うと母親が食べられるシーンとリンクしますよね。

「大切な人を殺した巨人を駆逐したい」

「巨人を駆逐するには力が必要だ」

という、その後のエレンの原動力となる感情が芽生えるきっかけをちゃんと描こうとしているのはいいなと思いました。

(でもそのあとのエレン、あんまり復讐に燃えてる感じがしなかったんだよなあ…何で調査兵団に志願したのか動機がいまいちはっきりしなかった)

 

混乱の中でミカサは行方がわからなくなり、エレンにガン飛ばしてた人は全員食べられ、巨人に蹂躙され廃墟となった街をふらふらと歩くエレン(あれ?さっきまで大量にいた巨人たちはどこに行ったのかしら?)。

ここから2年後の世界に移ります。

 

ちょっと長くなったので一旦ここで切ります。

記憶が消えないうちに第2弾書かないとだな…