SHINee - Married To The Music
SHINeeの先月出てた新曲がすごくかっこよかったので紹介します。
最近ちょっと離れてたんですがまたSHINee熱復活しそうです。
SHINee 샤이니_Married To The Music_Music Video ...
MVは完全にハロウィンを意識してます。80年代のアメリカのホラー映画ぽい雰囲気が出てて結構好きです。
Keyの首が吹っ飛んだりテミンの目玉が飛び出したりオニュの鼻がもがれたりジョンヒョンの唇が(文字通り)奪われたり、ノリノリで歌っていたミノは顔におもいっきり炎を浴びせられ…という結構ショッキングな映像を非常にポップに見せてくれてます。
曲自体はかなり洋楽っぽいですよね。90年代ぐらい?のちょっと懐かしい感じです。
K-POP全体が洋楽寄りになってきてますが、SHINeeは特にその傾向が強いように感じます。
K-POPって昔はゴリゴリのダンスミュージックをベースに、頭にこびりつくようなキャッチーなフレーズを何度も繰り返すっていう感じだったと思うんですが、(PSYとかはその極みだった)最近は洗練されてきてて嬉しいようなちょっと寂しいような…
ていうかSHINeeはそういういかにもK-POP的な曲は最初からあまりなかったかもしれませんね。もともと洋楽っぽかったのがより強化されてきたような。
強いていえば「RingDingDong」とかK-POPぽい…?
SHINee(샤이니) _ RingDingDong(링딩동) _ ...
翼がよくお似合いですミノさん
「Married To The Music」の話に戻ります。通常版のMVも面白いんですが、やっぱり彼らのダンスをじっくり堪能できるダンスバージョンの方が個人的には見応えあります。
SHINee 샤이니_Married To The Music_Performance ...
毎度のことながら服装・ヘアスタイル共にえらいぶっとんでますが、突っ込みいれるなんて野暮なことはもうしません。ジョンヒョンが変なちょんまげしてても、オニュがガソリンスタンドの店員さんみたいなのでも良いんです。
これは舞台衣装なんだから、ダサいとかオシャレとかそんな次元で語ることがナンセンスだと気付きました。
ただ、Keyはおしゃれに着こなしてるなあと思います。爆発ヘアに左右色の違うジャケット、白ラインの入ったスウェットぽいアンクル丈のパンツに白靴下というとんでもなく上級者向けの服装をしてますが、なんかおしゃれに見えます。
ていうかKeyってどんな格好しても大体オシャレに着こなしちゃう印象があるのですが、秘訣は姿勢の正しさなのかなと最近思います。
(そういえば、皆一応ジャケット+パンツってところは統一してるのになぜジョンヒョンだけこじらせた浪人生みたいな格好してるんでしょうか。SHINeeってなぜか1人だけ明らかに主旨の違う衣装着てることが多いですが敢えての戦略なんでしょうか…いやそんなことに突っ込むのはナンセンスだった)
最初は衣装が気になってしょうがないですが、開始30秒ぐらいで彼らのダンスに釘付けになるはずです。
SHINeeのダンス技術の向上は目を見張るものがあります。
特にテミン君。元々とても柔軟性が高かったのですが、よりしなやかな動きになってます。
テミン君の柔軟性(というかキレ具合)が顕著になってるのが1:07あたりから始まるKeyがメインボーカルのサビの部分です。
この部分。
1拍おきに足の向きを左右に切り変えるんですが、よーく見なくてもわかるぐらい、テミン君の足がよく動いてます。
他のメンバーは踵をほぼ固定してつま先の向きだけを変えているのに対し、テミン君はしっかり足を閉じてそこから瞬時に足を開いて向きを変えています。
しかも足をしっかり閉じているのにも関わらず、開き具合は1番という…
バックダンサーの動きを見てる分には、多分テミン君の動きが正しいのでしょう。
歌いながらバックダンサーと同じ動きしちゃうストイックさ、本当に素晴らしいと思います。
(ジョンヒョンも頑張ってるけどテミン君には及ばず)
テミン君が以前にも増して突出した感がありますが、勿論他のメンバーのダンス技術も向上してます。
この曲のダンスの難易度も相当高いと思われます。
SHINeeは「LUCIFER」パフォーマンスが評価されて一気にのし上がった感がありますが、「LUCIFER」とは比べ物にならないくらいよく動いてます。
SHINee(샤이니) _ LUCIFER (Only Dance Ver.) - YouTube
いやしかし…この時も相当キレッキレだし、皆の動き揃ってる感がハンパないですね…
「Married To The Music」はダンスの難易度が異常に高くて、これはライブで歌うことを放棄したのかな?と思ってしまうような節がところどころありました。
例えば、1:31あたりのオニュのソロのところ。
おもいっきりオニュがメインで歌ってるのに、バックダンサーに両手両足を支えられてグイーンとグラインドしてます。
こんな体勢で安定して歌えるのか…?と一抹の不安がよぎるレベルです。
と思ったのでライブ版検索してみました。
[HOT] SHINee - Married To The Music, 샤이니 - 메 ...
これは結構声にブレがあったりするので生歌っぽいんですが、オニュはグラインドしながら普通に歌ってます。
あの部分だけ音源に切り替えた可能性もありますが、もうそんな詮索してもしょうがないですね。純粋に、この曲を踊りながら歌ってるのすごいです。
SHINeeって一応アイドルグループですが、自分たちの価値はルックスだけでなく歌唱力、ダンス技術だということをしっかり理解しているから、その2つをひたすら鍛錬して磨き上げてますよね。その姿勢は本当に素晴らしいと思います。そして実際に短期間で劇的に技術が向上していくので見るたびに驚かされます。
SHINeeのそういうところが好きだったんだと、このMVを見て思い出したのでした。
遡って検索してたら、今年3月に出てた↓の曲もかっこよかったので貼っておきます。
SHINee Your Number DANCE VERSION(black) - YouTube
SHINeeの過去記事も良かったらどうぞ
実写版「進撃の巨人 」悔いなき感想(詳細なネタバレあり)Vol.2
ちょっと間が空いてしまいましたが、実写版「進撃の巨人」の感想第二弾いきます。
前回は超大型巨人が襲来して街が破壊しつくされたところまで書いたので、今回はそこから2年後の、エレンたちが調査兵団に入隊したところからいきます。
前回まではこちら
エレンとアルミン、調査兵団に入隊(他のメンバーも初登場)
2年後、エレンとアルミンは調査兵団に入団しました。
(ミカサは死んだことになってます)
調査兵団に入る直前、兵士たちは家族との別れの挨拶をするわけですが、そこでサシャ初登場。会話を聞く限りではサシャをお金目的で調査兵団に売り飛ばし、子供との別れよりお金にしか目がいかないようなクズそのものな親でしたが…なんか、わざわざそんなクズ親設定にする必要ありました?ってかんじでした。
(原作のサシャの親は聡明で愛情深い人だったと思うんですが…)
サシャだけではなく、他の家族もなんかワケありっぽい雰囲気を出してました。いいじゃんそこは純粋に別れ惜しむかんじで…
あとジャンも登場します。エレンと喧嘩が絶えない仲なのは原作通りですが、その内容が本当に酷い。ちょっと知識ついてきた小学5年生が言ってるような下ネタの応酬。(しかもかなり下品)
原作では双方の言い分がまあ確かに一理あるなって思えるんですが、この喧嘩のシーンからはエレンもジャンもクズだな…という感想しか生まれませんでした。
調査兵団は、超大型巨人によって破壊された門を塞ぐための作戦を立案し、さあこれから実行に移すぞという時のようです。
その作戦というのが、穴の空いた壁の上部を破壊し、その瓦礫によって穴を塞ぐというものなんですが…え、マジですか…?
・壁の上部を破壊したらその部分だけ低くなっちゃうから巨人乗り越えてくる可能性あるのでは?
・両側の壁大丈夫?
・ていうか巨人がウロウロしているなかそんな高いところにどうやって爆弾仕込むの?
謎は尽きません。謎っていうか、個人的にはキチガイみたいな発案だなと思ったんですが、調査兵団の方たちは誰もそんなふうには感じなかったようです。
(頭脳派のアルミンも、サシャに得意気に作戦内容を話してましたしね…)
作戦開始(早々に崩壊)
そしていよいよ作戦決行。石原さとみ演じるハンジが指揮を取り、壁外に飛び出します。
出発時、夜間であれば巨人は活動しないけど、人の声には反応するからできるだけ声を上げるな、と注意を受けますが、これ完全に「絶対に声出すなよ!絶対だからな!」というウエシマ的な前振りにしか聞こえません。まあ案の定前振りだったわけですが。
ある地点まで行ければ安全だから、そこまではしっかり進むぞ!と意気込んで兵士たちを乗せたトラックが進みます。(実写版では自動車が出てきてました。)
へー、壁外なのに安全な場所ってあるんだ~何を根拠に安全なのかなあと思いながら彼らの行軍を見守っていると、不審な音が。周囲を確認するため兵士たちは下車し、周囲を確認しながらゆっくり進みます。
いや、そこ普通に車で突っ切れよ…と思っていると、ヒアナという実写オリジナルキャラクターが「赤ちゃんが泣いてる…助けなきゃ…」と言い残し、フラフラと廃墟の中へ。
もちろん、巨人に蹂躙されて2年経った壁外に赤ちゃんなどいるわけがありません。
心霊スポットに行ったら霊感あるアピールしたいがために「なんか体調悪くなってきちゃった…」「超寒いんだけど…」「今赤ん坊の泣き声聞こえたよね?私だけ!?」てきなこと言っちゃう系の女かとうんざり…
そんなヒアナを心配してエレンもついていきます。(エレンはこういう女にひっかかっちゃうタイプか…)
廃墟の中を進むと確かに赤ちゃんの泣き声が聞こえてきます。どこだどこだと探していたら、なんと赤ん坊の巨人が登場!
逃げ惑うエレンとイルナ、そしてこいつらのせいで他の巨人を起こしてしまい、調査兵団が襲撃されてしまいます。
皆逃げ惑い、それなりに応戦するなかで、実写オリジナルのサンナギという体格の良い(デブと言っても差し支えない)男性が、なんと斧を使って巨人の腱を切り、転倒させるという戦いを披露しています。
へー、巨人の方が足早そうだし、巨人の足元うろちょろしてたらすぐ食われそうだけどそんなことはないんだ、あと転倒させただけじゃ巨人死なないからあくまでサポートに徹するんだ、とか思ってたら、なんと巨人を投げ飛ばすではありませんか。
原作の設定では巨人てすご軽いらしいので投げ飛ばすことも不可能ではないかもしれません。しれませんが、投げ飛ばしたところで巨人は死にません。なぜ投げ飛ばす必要があったのかわかりませんが、とりあえずサンナギは勇猛な兵士だなというのはわかりました。
もうヤバい、ダメかと思った時、噂のシキシマ隊長とミカサが登場。立体機動装置を駆使し、鮮やかに巨人を屠っていきます。
しかし…立体機動装置の描写、合成感がハンパ無かった…スパイダーマンの映画のように、本当にNYの街を飛び回ってるようなあの浮遊感は一切体験することはできませんでした…
つかの間の休息(ストレス的ハイライト)
シキシマ班の活躍でなんとか切り抜けたものの、多数の兵士たちが食われてしまいました。
休息地点にたどりついた時、ジャンがエレンに向かって「お前らが余計なことしなければこんなことにはならなかったんだ!」的な感じで激昂しますが、いやほんとそのとおりよね。同情の余地ないわ。
そして死んだと思ってたミカサと再開を果たしたエレン(とアルミン。存在感薄い)。
エレンは感慨深そうにしてましたがミカサは無視。えっそこまで冷たくしなくても良くない?赤の他人じゃないんだから…ってぐらい冷ややかです。
なぜそんなに冷ややかなのか。
2年前、ミカサは巨人に襲われた際に腹部を損傷し、抱きしめていた赤ちゃんもどうやら食べられてしまったようです。それを全体的にエレンのせいにしているようです。
(八つ当たり感が否めない)
「世界は残酷」と言い放ち立ち去るミカサ。
その様子を見ていたシキシマ隊長がエレンを呼び出し、林檎をかじりながらよくわからない厨二病発言を連発します。
ていうか、林檎をドヤ顔でかじるのやめて…いつの時代の演出だよ…
その後、何故かミカサがピアノを弾いているシーンに。
まあ廃墟の中にあるピアノだから当然かもしれないのですが、ピッチが合ってない非常に不快な音が奏でられ、私のストヘス区…じゃなかった、ストレスは最高潮に。
ミカサとエレンでなんか話してた気がしますが、そこに再びシキシマ登場。明らかにミカサとただならぬ関係にあることをアピールしてきます(もちろん林檎を使って)。それを見たエレン絶叫。(奇遇だね!私もあなたたちのクズぶりに耐えきれなくて絶叫しようとしてたところだよ!)
傷心のエレンに、例の、霊感あるフリして周りの気を引きたい女、ヒアナが現れ、エレンを少し離れた廃墟に連れ出します。
廃墟に潜り込むと、なんと行為に及んでいるカップルが!
結構すぐ横にエレンとヒアナがいるんですが「ここなら誰にも見つからない」とか言っちゃってます。お前ら本当に兵士かいな…
そんなカップルを横目に、なぜかヒアナもそういうモードになってしまったのかいきなり自分の胸をはだけさせ、「子持ちはいや?」と言いながらエレンの手をぐいっと引っ張って揉ませるという奇行に及びます。
「子持ちはいや?」て…今はそこ問題じゃねえよ!
と思った矢先に巨人に見つかってしまい、あっさりと食われてしまうヒアナ。
…はあ…死亡フラグは観客に感情移入させるために立てるものなんだから、もうちょっと共感できるような、同情できるようなエピソード入れることはできなかったのかね…
安全だと思われていた休息地点はやはり全然安全ではなかったようです。
巨人が大量に群がってきてあっという間に大ピンチに。
終盤のエレンゲリオンVS巨人の描写は結構エキサイティング
この辺りから少しずつ原作に近い描写が出てきます。
シキシマにけしかけられたエレンは立体機動装置を使い、果敢に巨人の群れに飛び込んでいきます。しかし立体機動装置を上手く使えないため、まず左足を食われ、そのごアルミンを助けようとしてアルミンの代わりに巨人の口の中に滑り込み、巨人の歯で右手を切断されます。
そこから覚醒してエレンゲリオンになり、巨人を次々と駆逐するんですが、そのへんはかなり興奮しました。
映画を見て蓄積された怒りを一心に受けたエレンが、その怒りを巨人にぶちまけてるんじゃないかと錯覚してしまうような爽快感。
原作では、初めてエレンゲリオンの戦闘をみたミカサが「人類の怒りが体現されたかのように見え」て高揚したと言ってますが、実写版は観客の怒りを体現することで原作のミカサの高揚感を追体験できるようになってます!( ゚Д゚ノノ☆パチパチパチパチ
エレンゲリオンは一般巨人とくらべてかなり精巧に作られていたので結構かっこよかったです。やっぱり映画だと巨人VS巨人のダイナミックな戦闘が映えますね。
ひと通り巨人倒して朽ち果てた巨人の中からエレンが出てきてソウダが適当に巨人の仕組みをネタバレさせてドタバタしながら映画は終了。
とまあ、ラストのエレンゲリオン戦以外はとんでもなくストレスフルな映画でした。
後編ももう少しで公開ですね…次もほぼ確実もストレスが溜まる展開になりそうですが、進撃の巨人ファンとしては観ておかなければならないという無駄な使命感に駆られているので多分観に行きます。映画館で観ないとつまんなそうだし。
実写版「進撃の巨人 」悔いなき感想(詳細なネタバレあり)Vol.1
今日、会社帰りに8月1日に公開された実写版「進撃の巨人」観てきました。
以前にこんな↓エントリー書いてるぐらい、私は進撃の巨人が好きです。
進撃の巨人をまだ読んでいない2千年後の君へ
進撃の巨人をまだ読んでない二千年後の君へ - 人の目を気にしながら生きる
アニメ版も面白かったですがやっぱり原作。
絵は下手だし設定にいろんな綻びはあるものの、諌山先生の哲学が詰まったあのストーリーには何度も感動させられました。
実写版の評判は知っていたしなんならネタバレブログ読みまくっていましたが、8月9日に発売されたコミック最新巻を読んで気分を盛り上げ、淡い期待を持って観賞してきました。
結果、淡い期待は微塵も残らず駆逐され、色んな意味で涙が止まらない仕上がりとなっていました。
途中で「もうやめてぇええええ」と叫びたくなるシーンが満載です。
振り上げた拳をどこに落とせばいいかわからない、そんな心持ちになってしまったのでとりあえずここで発散してみようかと思います。
以下、めっちゃネタバレしてるのでまだ観てない人は読まないで…と言いたいところですが、個人的には別に読んでも問題ないと思います。私自身、事前にネタバレブログ読んで観賞しましたが全然関係なかったんですよね。
他のブログでも散々書かれてますが、この映画はストーリーを追うものではありません。
ストーリー以外の部分には魅力はあったと思います。その辺も余すことなく、沸き起こった感情を悔いのないよう記憶のある限り書いていきます。
1.巨人襲撃前
エレンがただのクズ野郎に成り下がっていた
冒頭、エレンたちの住む街の生活の様子が描かれます。
本郷奏多演じるアルミンと、水原希子演じるミカサは普通に働いているようです。
原作よりも年齢が上なのでまあそうなんだろうなって感じです。
いつも通り働いているアルミンの元に、またエレンがやらかしたみたいな知らせが入ってきます。あいつまたかよ…ってな具合で、アルミンはミカサを引き連れ、エレンがいるであろう草原に行くと、案の定、そこには不発弾の上に佇むエレンが遠くを見つめていたのでした…
まずもうこの時点で違和感ありまくりです。
エレンの登場シーンの厨二病臭さといったら!!
ケンカして仕事クビになって草原にポツンと佇む青年…(´;ω;`)
(しかし、その後出てくるシキシマ隊長の圧倒的厨二病オーラを前にしては霞むレベルです)
ていうか不発弾の上に登るとか狂気の沙汰としか思えません。挙げ句の果てにはアルミンとミカサを脅かす為に「ガンッ!」と蹴りを入れています。
「びびってんじゃねえよw不発弾だぞ?」
…これは正真正銘の死に急ぎ野郎だ…
登場シーンは厨二病でしたが、喋り始めたらただのクズ野郎でした。
エレンはどうやら仕事に就いてもすぐクビになるらしく、もう後がないぐらいヤバい状況になってるっぽいのです。
そんなエレンから飛び出た言葉は
「お前らこんなところで終わっていいのかよ」
「内地に行けば贅沢な暮らしが待ってる」
「それか…壁の外はどうだ!巨人なんか100年も現れてないんだからいるわけない。もしかしたら壁の外は楽園かもしれない!」
(うろ覚えですが大体こんなようなこと言ってました…)
なんでしょう、ダメな人の典型というか…自分が今こんななのは全部環境のせいだと言わんばかりです。
全部周りのせいにして普段の仕事もロクにできないような奴は内地に行こうが壁の外に行こうが大して変わらんだろうなあという感じがヒシヒシと伝わってきました。
東洋経済やダイヤモンドなどのビジネス系のメディアからは総叩きにされそうな青年です。
ていうか…エレンそういう設定でいいの?
平和ボケしないで、どこまでも自由を求める強い意志を持ったエレンはいずこ…?そこって進撃の核になるところではないの…?
アルミンは頭脳派…?
エレンの詭弁に真摯に耳を傾ける心優しき友人アルミンは、エレンが登っていた不発弾に、絵が描かれているのを発見しました。
アルミンは「これは…海だ!やっぱり実在したんだ!」とか言ってましたが、その絵というのが…何故か赤いビキニを着た女がどーんと描かれており、背景が青いのでまあ泳いでるんだろうなというのが想像できるぐらいの代物です。
…え、アルミンさん、なんでこの情報だけで海って判断したの?川でも池でもなくなんで海って判断したの?根拠は?
もし彼が会社員だったら、上司からはこんな風に詰められていたでしょう。
アルミンはエルヴィンやハンジに次ぐ頭脳派として大活躍するわけですが、実写版ではそういう役割はあんまりないのかな…
自分の都合のいいように情報を解釈する彼もまた、東洋経済やダイヤモンドからは真っ先に叩かれるでしょう。
アルミンも壁の外の世界に強い憧れを抱いているんだよってことをアピールするための一幕だとは思いますが、もうちょっと上手い見せ方あったでしょう…
ミカサはイマドキなゆるふわ系女子だった
エレンとアルミンのキャラ設定にめちゃくちゃへこまされましたが、ミカサはどうだったかというと案の定へこまされました。
なんか、なんと言えばいいのか…薄い…ただの可愛らしい女の子でしかない…
厨二病でヒモ男な将来しか見えないエレンに言い寄られて、悪い気はしてなさそうなミカサは、寿退社を目指すゆるふわ系女子そのものでした。
覚醒後はミカサっぽい雰囲気は出してたもののちょっとちがう…(後述します)
超大型巨人襲来
超大型巨人と一般巨人のクオリティの落差
そして、エレンの思いつきで壁際まで来てしまった3人。
エレンは本気で壁を登って越えようとしてましたが…え、どうやって登ろうと思ってたの?登るための道具持ってた?持ってないよね…?ボルダリングみたいに都合よく掴める岩とかないよ?
3人が壁際でちんたらしてたら兵隊に見つかって怒られてしまいます。そこに、ピエール瀧演じる「嘆きの先導者:ソウダ」が登場。(原作だとハンネスさんみたいな立ち位置かと思いきやもうちょっと色々兼ねてるっぽい)
いよいよ壁外調査が始まるから、エレン行ってみろよと伝えます。
喜ぶエレンは、ミカサをまっすぐ見つめました。
恐らく一緒に行ってくれないかと言おうとしてたとおもんですが、隣にいる(親友であるはずの)アルミンは無視です。ついさっき壁外への憧れアピールしたのにね。ほわー(^O^)
そしてエレンが「ミカサ…!!」と言いかけた時、突如地響きが。
短い地震が連続して響いて、明らかに不穏な空気に包まれ、エレンたちの真上に超大型巨人登場。
壁が壊され、破壊された壁の破片が飛び交い、街中はあっという間にパニックに陥ります。
この辺の演出は、さすが特撮出身の監督が撮ってるだけに、突然日常が崩壊した絶望感やパニック状態の人間の怖さが上手く演出されていたと思います。
進撃の巨人の象徴とも言える超大型巨人も素晴らしいクオリティだったと思います。
フルCGではなく、実際に人形を作って、顔の表情や指1本1本を複数人のスタッフで操作して、あのような臨場感ある仕上がりに持っていったと。
(しかし…あんなに壁際にいたエレンたちが逃げられるのはちょっと無理ありすぎでは…とも思う)
一方で、一般巨人のクオリティが…
人間が演じているからしょうがないのかもしれませんが、巨人ていうか「人間」でした。特殊メイクしたり人間の身体とは違った感じを出そうともしてましたが、やっぱり元が人間だとなあ…
進撃に出てくる巨人の怖さって、なんとも言えない不気味さが結構大きな要因だと思っていて。
意思が読み取れない呆けた表情、比率が完全におかしい体型など、自分たちと大枠は似てるけど何かが決定的に違うと感じさせる要素がかなり薄かったと思います。人間を食い殺すシーンは良くも悪くもB級映画のようでした。
エレンの強靭な意志が生まれるきっかけが…
大混乱のなか、エレンとミカサはしっかり離れずに逃げていたのですが、赤ん坊を抱えた女性が転倒し、なかなか起き上がることができない様子を見てミカサが助けなきゃ…と言うと、エレンが代わりに女性を介抱します(それまでの言動から、エレンは自分の身を挺してまで人助けするような人間とは思えないので白々しさが漂います)。
しかし赤ん坊は取り残されたまま。ミカサは赤ん坊を守るように抱え、その場にうずくまってしまいます。
エレンは人の波に逆らえず、謎の建物(特段頑丈そうでもないのに「ここに入れば安心!」てな勢いで人々がなだれ込んだ木造の建物)に押し込められてしまいます。
外には巨人。ミカサは動けない。外に出ようとすると「扉開けたらぶっ殺す」と言わんばかりにガンを飛ばしてくる周囲の人々。
目の前にいるミカサを助けられないという悔しさともどかしさを感じるエレン。
これ原作で言うと母親が食べられるシーンとリンクしますよね。
「大切な人を殺した巨人を駆逐したい」
「巨人を駆逐するには力が必要だ」
という、その後のエレンの原動力となる感情が芽生えるきっかけをちゃんと描こうとしているのはいいなと思いました。
(でもそのあとのエレン、あんまり復讐に燃えてる感じがしなかったんだよなあ…何で調査兵団に志願したのか動機がいまいちはっきりしなかった)
混乱の中でミカサは行方がわからなくなり、エレンにガン飛ばしてた人は全員食べられ、巨人に蹂躙され廃墟となった街をふらふらと歩くエレン(あれ?さっきまで大量にいた巨人たちはどこに行ったのかしら?)。
ここから2年後の世界に移ります。
ちょっと長くなったので一旦ここで切ります。
記憶が消えないうちに第2弾書かないとだな…
三代目J Soul Brothersがやばいカッコイイ(小林直己編)
NAOTOさんに続いて、小林直己さんの紹介です。
直己さんもNAOTOさんとほぼ同じ経歴を辿ってます。
二代目J Soul Brothersのパフォーマーとして活躍した後、2009年にEXILEに加入し、2010年に結成された三代目J Soul Brothersに加入し、NAOKIさんと共にリーダーに任命されました。
NAOTOさんと直己さんはEXILEと三代目掛け持ちしてることになりますが、よく考えたら凄いですよね。寝る暇あるのか…
直己さんもダンスは抜群に上手いです。187cmの長身を活かしたダイナミックなダンスは本当に引き込まれます。でも彼の1番の魅力は、踊ってる時の「表情」にあるんではないかと思います。
例えば「R.Y.U.S.E.I.」のPV。
三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE / 「R.Y.U.S.E.I ...
3:50あたりから始まる直己さんのソロダンス中の表情に注目です。
画像が激荒で申し訳ないんですが…
基本ぶすっとした顔の直己さんが、ダンス中は別人のように表情をコロコロ変えてます。最初見たときにそのギャップにびっくりしました。
なんというか、表面的な顔芸とは違うんですよね。
ダンスの表現力を最大限引き出すために表情までに気をつかっているというか。
もしくは心からダンスを楽しんでいるからこそ出る表情なのか。
ダンス中に表情つけられる人ってあんま見たことないんですよね。ていうか、ここまではっきり「表情つけてる!」と認識できる人がいませんでした。
(そもそもダンスにそこまで興味ないので沢山ダンサー見てきてるわけではないですが)
他だとSHINeeのテミン君ぐらいかな…
あと「S.A.K.U.R.A.」で殺陣やってる時の表情も素晴らしかったです。
三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE / S.A.K.U.R.A ...
他メンバーは無表情ななか(ELLYは終始笑ってますが)、本当に斬ってる感のある迫真の演技を披露してます。
やっぱり表情が良いと思われてるのか、直己さんだけ真正面から捉えたアングルのカットが長く映ってます。
また荒くてすみません…
こんな激しい殺陣やりながらでも表情は忘れないところに直己さんなりの美学を(勝手に)感じます。
それにしても長髪が異常に似合ってますね。硬派な雰囲気なのに。
あと、実は直己さん、ギターも弾けちゃうんですよね。それもかなりのレベルで。
LIVE時によく弾いてます。
(気になる人は根気よくYouTubeで動画探すかDVD買いましょう)
直己さんの得意なダンスは「KRUMP」という、抗争や暴力をダンスで解消しようという運動から発生したかなり攻撃的なジャンルで、二代目に加入する前はストリートでバリバリダンスバトルを繰り広げてたらしいです。かっけえ。
2012年に発達性脊柱管狭窄症と診断され、数ヶ月間、治療に専念してた時期があったみたいですが、今はそんなこと全然感じさせないキレキレなパフォーマンスを披露してくれてます(とは言え無理はしないでほしいですね)。
以上、小林直己さんの紹介でした。
次回はELLYです。
三代目J Soul Brothersがやばいカッコイイ(NAOTO編)
前回の更新からかなり時間があいてしまいましたが、引き続き私が思う三代目J Soul Brothersの魅力を綴りたいと思います。
今回はダンサー陣に焦点を当てます。
三代目J Soul Brothersには5名のダンサーがいます。
・NAOTO
・小林直己
・ELLY
・岩田剛典
皆さん非常に個性的です。それぞれのキャラクターがダンスに滲み出ています。
個人的にはNAOTOさんがイチオシですが全員好きです。
以下、個々人の紹介です。(私なりの紹介なのでかなり偏った情報しか無い可能性があります。)
NAOTO
まずはNAOTOさん。
三代目J Soul Brothersのリーダーであり、EXILEのメンバーでもあります。
元々2代目J Soul Brothersのメンバーでしたが、2009年、2代目がEXILEに吸収合併された際にEXILEに加入。それから約1年後、3代目J Soul Brothersが結成され、小林直己さんと共に3代目のリーダーに任命されました。
私がNAOTOさん推しなのは、ぶっちぎりでダンスが上手いと思うからです。
最初にやられたのは「Eeny, meeny, miny, moe!」でのダンスでした。
三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE / Eeny, meeny ...
PVの終盤の方のソロダンスが超かっこいいです。あれはなんていうジャンルのダンスなのかよくわかりませんが…
柔軟性・キレ共に抜群で貫禄を見せつけられた感じです。
あと、ダンスっていうかそもそも運動神経がめちゃくちゃ良いんだろうなと思ったのが「S.A.K.U.R.A.」のPVの殺陣シーンです。
メンバー全員が殺陣に挑戦しているわけですが、その中でもやはりNAOTOさんがぶっちぎりの完成度を見せています。
三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE / S.A.K.U.R.A ...
斬撃と体技を組み合わせた殺陣が1番上手い。
この形式の殺陣、なんか既視感あるなあと思ったらどうやら実写映画版のるろ剣の殺陣を担当してた方が指導してたみたいです。
るろ剣で繰り広げていたあのハイレベルな殺陣に1番近い動きをしてるのがNAOTOさんだと思います。
ちょっと画像じゃわかりにくいんですが、PVの5:08あたり、身体をほぼ横倒しにしながら死体(?)を蹴り半回転しながら勢いつけるこの身のこなしは佐藤健演じる剣心もやってましたよね。多分、結構難易度高いんじゃないかと思います。
もちろん他のメンバーの殺陣も素晴らしいです。個人的には、全員めちゃくちゃ完成度高い殺陣に仕上げてきたなと思ったんですが、YouTubeのコメント欄では「殺陣下手すぎw」みたいな書き込みが結構多くてびっくりしました。皆さんどんだけ目が肥えてるんだ…
NAOTOさんは元々は「Popin'」という、筋肉の一部を弾けさせるように動かし、体の各部位が別々の動きを取る様なダンスが得意らしいんですが、そこにとどまらず何でもできちゃってる感じですね。
ていうかNAOTOさん、今年31歳なんですが全然見えないですよね。若い。
今でこそ色白で、どちらかというとインテリな雰囲気を漂わせてますが、EXILE加入当初あたりはまるで別人だったんですよね…いかにもEXILEにいそうだぜ、という雰囲気で。イメチェンして大正解だと思います。(ググったら出てくるので気になる方はどうぞ)
げ、NAOTOさんの紹介だけで1500文字ぐらい使ってしまった…
1記事でダンサー全員紹介しようと思ったけどとんでもなく長くなりそうなので1記事につき1人紹介する形式にします。
ああ…まさかこんな長編になろうとは…